2009年12月09日

Hennessy(ヘネシー)のコニャック

Hennessy(ヘネシー)と言えば、コニャック界最大のメーカー。
LVMH(Moet Hennessy Louis Vitton、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの一角を担い、同社のホームページによると世界コニャック市場の41%を占めているそうな。

同社の所有する畑は600ha以上あるが、これだけではまったく足りないので、ほとんどは周辺農家からの買い上げとなっている。
ここで凄いのが、それだけの畑からの寄せ集めで、常に一定の香り、味わいをキープしている事である。
ワインなどは、畑のみならず、年や作り手によっても味が変わるというのにである。
コニャックはワインを蒸留して作るのであるから、熟成後の樽出し原酒はそれだけバラエティに富んでいる。

そこからブランド特有のコニャックを作り上げるのがブレンダーと言われる職人である。
ヘネシー家は創業当初からジャンフィユー家にブレンドを任せてきた。

ヘネシーというと、一般の人は高級酒のイメージを持っているが、ちょっと詳しい人だとやや小馬鹿にする帰来があるが、それだけの量を作りながら、毎年同じクォリティのコニャックを作り出しているブレンド技術が恐るべき技術であることに疑いを挟む余地は無い。

このブログではヴィンテージコニャックの Hennessy 1972 くらいしか取り上げていないが、メジャーなコニャックしか知らない頃は、Hennessy XO を一番気に入って飲んでいたものである。

ただ、この様なメジャーなものは、誰でも飲んでいるだろうからわざわざ評価するまでもないだろうということで取り上げていない。
とは言え、私自身、今でもあまりコニャックを置いてないバーなどに行ったときなど、上記XOをおいしく飲ませていただいている。

ちなみに、VSOPは Privilege(プリヴィレッジ)というものと、Fine Champagne(フィーヌシャンパーニュ)という2種類があり、これらはまったく別物である。

前者はいわゆる短期熟成ブレンドものであるが、後者は名前の示すとおり、Grande Champagne, Petite Champagne の原酒だけからなるすっきりと上品な味わいに仕上がっており、明らかに一般のVSOPよりは格上である。
(もちろん Frapin VSOP はさらに格上)

という言うわけで、ここで取り上げていないからと言って私がヘネシーのコニャックを嫌いな訳ではないことを書いておこう。

  


posted by つぅ at 21:02| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

コニャックの季節

いや、コニャックの季節は冬だ、と言いたい訳ではない。
しかし一般的には冬の、少なくとも寒い季節の飲み物と言うようなイメージがあるような気がする。

確かにアルコール度数も40度以上あり、ストレートで飲めば体温も上がる。
セントバーナードが首につけた樽にブランデーを入れ、雪山での遭難者を助けるというのも、体が温まるからだろう。

また、ロッテのバッカスも秋冬限定となっている。


確かに真夏の盛りに汗をかきながら飲んで美味しいものではない。
なので、冬とまで限定しなくても、寒い季節にあう飲み物なのだとすれば、最近めっきり冷え込んで来つつあって、コニャックの季節到来と言えるのだろう。

とは言え、私の場合は真夏でも寝酒はコニャックのみ。冬に比べて夏の消費量が減る訳でもない。
逆に、真冬でもビールを美味しく飲んでることもあって、季節感があまり無いのかもしれない。
posted by つぅ at 00:55| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

どこで買うのがいいのか?

私は最近もっぱらネットで購入している。
というのも、実店舗ではほとんどコニャックが置いてないため。
もちろん、目白田中屋さんのような店が近くにあれば、もちろんそこから買うだろう。(目白近辺に住んで いる人は是非!在庫も多くお勧めです)

しかし、私のようなものまで実店舗で買わないと、ますます置かなくなってしまうような気もしてきた。

ここはひとつ、カクヤス等で定期的に買うことによって、実店舗に在庫を増やさせる作戦を取らないと多くの人の目に触れないというものだろう。
さらに言えば、ジャンフィユーなど置いてないものを取り寄せてもらうというのも有効かもしれない。

これを複数の店舗で実行すれば、コニャックブームが起こるかも?
posted by つぅ at 20:54| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 酒屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

円高なのに

最近はずいぶん円高ということになっている。
このときからさらに、ドル/円はずいぶん円高になり、ユーロ/円も130円台なかばとずいぶん円高のこのごろ。

ところがコニャックの値段はそれほど下がってきていない。もちろん在庫があるのだから仕方がないとはいえ、こちらを見ても分かるとおり、ユーロが下がったのは去年の後半なのですでに1年たっている。

例によって、気になるジャンフィユー・トレビューの値段を集めてみると

6,980 円
酒の柏屋

6,980 円
ワインパーフェクト

7,580 円
信濃屋

8,500 円
ヒグチワイン Higuchi Wine

と言った感じ。
3年ほど前は、安いところだと6、000円を切っていたので、もうちょっと安くなって欲しい。

ガソリンもそうだが、上がるときは速く追随して下がるときにはゆっくりとかだと、結局消費も進まず、景気も回復しにくいと言えるのではないだろうか?

posted by つぅ at 22:01| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 価格情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

コニャックに外れなし

先日ワインの話で盛り上がったとき、「どうしようもないワインに当たったときは最低」などという話が出た。
ところがなんと、どうしようもないコニャックというのは基本的に無い気がする。

もちろんこのブログでも「冴えない」というような表現を使った銘柄もあるが、それでも実は充分おいしい。
これがウィスキーだとこうはいかない。(先日も一口飲んで知人に渡してしまった)
焼酎も「私は芋は不得意」とかあったりする。

そんな訳で、きっと外れは無いため、皆さんも様々なバーで是非ともいろいろなコニャックにチャレンジしてみて欲しい。
posted by つぅ at 22:16| 東京 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

コニャックと葉巻

どうやらコニャックに葉巻は合うらしい。
バーでコニャックを傾けながら葉巻の香りに酔いしれる、というと如何にもカッコ付けの感じに聞こえる。
とは言え、正統派のバーで葉巻を置いているところは多い。

そんなこんなで、葉巻を置いているバーでは何度か頼んでみた。
ま、確かにカッコいいかもしれないのだが、どうも個人的に趣向が合わないというか、必然性を感じないというか、その相互作用が理解できなかった。

そんな中、ふと目に止まったのがコニャック入りのこれ


「シガリロ」(小さいシガーという意味)なので、正確には葉巻(シガー)ではない。
しかし、実に甘い香りで文字通りコニャックにぴったり。
そう、普通の葉巻はほとんど辛口なのであるが、これは甘口なのである。

これだと、タバコの煙は嫌いという女性でも、「あ、甘くていい香り」となって許してもらえる。

そんな訳で、バーで飲むときには欠かさないようにしているのだが、売っている店が限られるのが玉にキズ。
なので、行きつけの店には置いてもらうようにした。

コニャック好きの方は是非お試しを。
posted by つぅ at 22:16| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月24日

Meukow X.O.

ボトルにパンサーの立体が浮かび上がり、金メッキされていて、ちょっと豪華に見える。
http://www.meukowcognac.com/page.php?lang=gbr&page=product&product=xo

Meukow は、1862年、Sylecia(ポーランド領シレジア)からきた Meukow 兄弟がロシア皇帝 Alexander II にコニャックを送るために始められ、現在は酒類全般を扱うCDG(Compagnie de Guyenne)グループ傘下。
パンサーのエンボスはCDGグループの創始者のデザインだそうな。

X.O.は Grande Champagne, Petite Champagne だけからなるようだが、ラベルに Fine Champagne の記述は無い。

MEUKOW XO(ミュコー XO)

1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆

結果的には凡庸な評価だが、5段階評価だとどうしてもこんなところ。
かなりの数の樽からのブレンドであろうと思われ、とがったところがほとんどない。
加糖も適度と思われ、基本的には甘口、よく言えば丸みがある、悪く言えばボワッとした感じ。
熟成がどの程度かよく分からないが、それなりにこなれた感じで、おいしく飲める。
私の場合、☆4はかなり高いレベルなので、そこまでではない。
やはりパーカーポイントのような100点満点にすべきだろうか。

meukowxo.jpg
posted by つぅ at 00:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月14日

フランスにバーは無い?

パリにいる知人にフランス人はどんな風にコニャックを飲んでるのか気になって聞いてみた。
するとなんと「バーなんて無い」。

「え?じゃ、コニャックとかお酒はどこで飲むの?」
「カフェとかレストランで食後とか家とか」

うーむ、確かにバーというものはイギリスとかアメリカの文化である。

さらに言うとフランスには日本で言う飲みが主体の「飲み会」という文化は無いらしい。

私など、基本的におつまみなしでコニャックだけというのも結構多い上、メインの食事を取った後で飲むというのはあまり飲めなくなるので微妙。
いや、そもそもコニャックは食後酒なのであまりたくさん飲むものではないのだが。
posted by つぅ at 00:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

そろそろ3年

このブログも初めてからとうとう3年を数えるに至った。
当初は大した知識もなく、ヘネシーやマーテルなどのメジャーな銘柄を寝酒としつつ、せいぜいこの手のものをホテルのバーで飲むくらいだった。
いや、もちろん「世界の名酒事典」などで、世界には多くの種類が存在している事は知っていたものの、普通の酒屋やバーでは見かける事もなく、半ばあきらめていた。
というより、レミーマルタンなどで、十分満足していたのだった。

多くのコニャックに挑戦し始めたきっかけは当協会(?)の代表と行ったバーで飲んだ Jean Filliou Coq D'OR だった。

いつもおいしく飲んでいた Hennessy XO に通じる甘さ、それでいてすっきり感のある独特の味わいに感動したのを今でもはっきり覚えている。

それからは、もうネットで取り寄せたり、あちこちのバーにおいしいコニャックを求めさまよったりのコニャック生活。
そんな中、せっかくなのでブログを書こうとか、どうせならドメイン取ろうとかしながら今日に至るのであった。

そんな訳なので、コニャック歴はかなり長いものの、まじめ(?)に飲み出してからの日はまだ浅い。
とはいえ、スコッチやワインなどと違って余計な蘊蓄なしに楽しめるため、やはりコニャックは素晴らしいと再確認するのであった。
posted by つぅ at 00:21| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

100年熟成コニャックがスゴい事に!

某所に保管してある100年熟成のコニャック、Maison Brillet Centenaire 1900 - 2000 (メゾンブリエ サントネール 1900-2000)。

3月に飲んだ時はこのときと一緒で、香りは素晴らしいものの、味わいにやや寂しさを感じていた。

ところが先日飲んでみると、香り、味わいとも素晴らしいものへと変化。
開栓後9ヶ月でついに100年の眠りから覚めたと言う感じだろうか。

なので、再評価。

Maison Brillet Centenaire 1900 - 2000 (メゾンブリエ サントネール 1900-2000)

1.飲む前の香り
☆☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆☆

基本的には十分素晴らしかった香りがさらに力強いものに。しかも味わいも大きく広がりを見せてきた。
Jean Fillioux Reserve Familiale に比較するとランシオはやや弱いものの、ぶどうの香りは素晴らしく、味わいも100年の時を感じさせない華やかさ。
開くまでにこれほど長期間かかったものは始めてであるが、その幸せ感はかなり究極に近い。

posted by つぅ at 17:34| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする