2010年03月10日

第三回 国際コニャックサミット

2年前にスタートしたコニャックサミット。
http://cognacfan.com/article/71340183.html
http://cognacfan.com/article/71719884.html

遅ればせながらフランス食品振興会のメルマガで
今年も開催された事を知った。
同記事によると、”第一回では、世界のベスト・セラーになり得るコニャックベースのカクテル「サミット」を考案し、昨年はコニャックの多彩なアロマを定義した”のだそうな。
そして”三回目となった今年は、歴史的遺産としてのコニャックベースのカクテルを見直すことがテーマとして取り上げられた”のだそうで。

やはり基本はカクテル。
そうでないと商業的に見合わないのだろう。

ただ、少し去年の「アロマの定義」が気になったので調べてみた。

http://www.cognac.fr/cognac/_en/4_pro/index.aspx?page=communiques_presse&id=1501

Developing the 21st Century's Cognac wheel of aromas
In the course of the Summit, the group will spend three days absorbing each and every aspect of Cognac, and participating in several workshops :
・Developing the 21st Century’s Cognac wheel of aromas with Jean LENOIR, world-famous creator of Le Nez du Vin, and chemist Hubert RICHARD. Particularly, the aromatic proximity between wine and Cognac will be explored.
・Identifying the best glass in which to enjoy the world’s finest eau de vie.

何やら、化学者を呼んで21世紀のコニャックアロマホイールを作り出すとのこと。
また最適なグラスを見つけ出すともある。

どうもこれらが普及につながるとも思えないので、ピンと来ない。
来年はもっと実のあることが出来るように提案でもしてみよう。


posted by つぅ at 00:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月28日

コニャックでハイボール?

最近ずいぶんハイボールが流行っている。
基本的にはウィスキーの炭酸割りである。
ウィスキーの売上を伸ばしたかったサントリーが、食事中や1次会からウィスキーを飲んでもらうために、あちこちで宣伝しまくったものがどうやら効を奏した ということのようだ。

コニャック関連でサントリーと言えば「ブ ランデー、水で割ったらアメリカン」。
これで当時サントリーVSOPがどの程度売上を伸ばしたのかは分からないが、今回のハイボールは相当「角」の売上を伸ばしているであろう事は想像に難くない。


もちろん「角」以外でもハイボールなのであるが、CMの力は偉大である。

さて、そんな中、コニャックのソーダ割はどうであろうか?
一応コニャックソーダという名前はあるが、Wikipedia によれば、ウィスキーに限定されないようなので、コニャックハイボールというのもありではあるようだ。

あまり量を入れておいしくないとコニャックがもったいないし、炭酸だけ余っても処理に困るので、かなり微妙だったのだが、パンチの強そうなOTARD Napoleon(オタールナポレオン)で試してみた。


するとこれが結構イケる。
炭酸のさっぱり感もあり、グイグイ飲めてしまう。
もちろん「香りが…」などというカテゴリーの飲み物でなくなってしまうのは事実だが、適度に甘く、ウィスキーのハイボールよりも女性受けがいいかもしれな い(笑
これなら食中酒としてもありだろう。
Napoleon でなく、VSOPでも十分な感じ。


甘めのコニャックよりも、少しボディのあるタイプの方が向いている気もするが、CORDON BLEUとかだと、さすがにもったいない気もする。< br />


いや、それこそサントリーVSOPでもいいのではないだろうか?


「ブランデー、ソーダで割ったらハイボール」
ダメかな

posted by つぅ at 21:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月17日

コニャックバーが見当たらないワケ

日経ビジネスオンラインで、「紅茶チェーンが見当たらないワケ」という記事を見た。

曰く、
●紅茶はコーヒーと比較した時に、中毒性や味覚的、視覚的な強さで劣っている
●紅茶は「パンチが弱い」
●コーヒーは比較的短い時間と相性がいいが、紅茶はゆったりした時間を過ごすイメージ

これは、スコッチとコニャック(あるいはウィスキーとブランデー)にも当てはまりそう。
ま、「視覚的」にはほとんど差はないと言えるが。

そんな中で同記事では、スイーツとの組み合わせなど、時間的ゆとり性を逆手に取れば流行るのでは?と述べている。

その原理から行くと、スイーツバーとかチョコバーとかで、飲み物はコニャックというスタイルならありなのかも。
少なくとも、ケーキともっとも相性がいいのはコニャックと言えるだろう。

OLさん達が、仕事帰りや食事の後スイーツバーでコニャックとかはかなりキマってる感もあるがどうだろうか?

posted by つぅ at 19:52| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | バー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

もらって嬉しいチョコレート

世の中の男性陣にとってはチョコ貰いイベントだけの意味であり、どちらかというとお返しを考えるともらいたくないような、少なくとも愛の告白とはまったくかけ離れてしまっているヴァレンタインデー。

そんな中、最近のチョコは1粒2〜400円とか何やら意味不明な事になりつつある。
それは確かに職人が丹精込めて、一流の素材を使い作り上げたものではあるのだろう。

1箱100円のチョコと一線を画するものがあるも確か。

しかしながら一方で、失礼ながらこの手の高級チョコレートが個人的に食傷気味なのは否定できない。
しかも高級ワインのように、どこどこのだれそれが○○を使い作り上げました、というようなウンチクが必ずと言っていいほどについてくる。

味わう方としても、パクッと食べておいしい、と一言で終わってしまってはいけない雰囲気がある。
それで、どこそこのチョコはうまい、いやあっちのほうが上だ、などあるとどうも微妙。

コニャックブログなんぞを書いて評価もしている自分を棚に上げている気もするが、やはり個人的には一定以上の高級チョコはどうもありがたさ感が薄れてきている感が否めない。
お返しのことを考えると、もっと安いのでいいとか、くれなくて結構、くらいの感覚である。

そんな中、今回いただいたヒットチョコはこれ

Anthon Berg(アンソンバーグ)リカーアソート



何やらデンマーク王室御用達と言うことになっているが、そんな事はどうでもいいような、一目で酒好き用と分かるチョコである。
正確にはチョコというか、ウィスキーボンボンの一種というか、ウィスキーだけではないので、お酒入りチョコと言うか。

一つ一つがこのようにそれぞれのミニチュアボトルの形をしたチョコになっている。

コニャックは、Remy Martin VSOPCAMUS XO

他にはスコッチやラム、ウォッカなど世界中のお酒が様々。
シビアに評価すれば、コニャックがコニャックの香りを楽しめる出来かというと、それは微妙。
さらに言えば、ラベルに書いてあるものが本当に使われているかも微妙。
とは言え、しっかり酒質の差は楽しめる。

次はどれにしようかな、という楽しみも持てる。
しかもチョコ自身も充分おいしい。
さらに、価格的にも 1,680円と非常に手頃。

お酒が好きな人へのチョコなら、間違いなくこれで決まりだろう。
今からでも「ちょっと遅くなったけど…」と言って渡せば、並み居る高級チョコより高評価になるのは間違いなし!(無保証)

と言うか、これならヴァレンタインに関係なくても喜ばれるのではなかろうか?
posted by つぅ at 21:57| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

Martell(マーテル)のコニャック

HennesyRemy Martin と書いたので、次は Martell

創業が1715年と Remy Martin(1724年) より少し前だがほぼ同時代。ちなみに Hennessy は1765年。

特徴的なのはその畑で、Borderie(ボルドリ)地域にある。
格的には、Grande, Petite 両 Champage の下ということになっていて、確かに繊細さには欠けるものの、両 Champage にはない力強さをもったコニャックが作られる。

中でも、CORDON BLEU(コルドンブルー)は、華やかさと力強さのバランスが高次元でミックスしており、個人的にはかなり気に入っている。< br />


一方、下のほうのクラスでは VSOP がお勧め。



しっかりしたボルドリ感を味わえる銘酒ではあるが、残念なことにコストパフォーマンスはあまり高くない。
リンクでは極力安いところにしたが、それでも4,380円。
5,000円以上だとちょっと考えてしまうかも。

一方、コルドンブルーの上には、XO Supreme(XOシュープリーム、XOシュプレム?)があるが、Remy Martin 同様、上品に仕上げすぎて個性が消えてしまっている



と言う訳で、Martell なら CORDON BLEU と言った感じである。

posted by つぅ at 11:02| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月07日

Remy Martin(レミーマルタン)のコニャック

先日Hennessについて書いたので、今回は Remy Martin(レミーマルタン)について。

Remy Martin といえば、日本でのメジャーさで Hennessy と双璧をなす。
特にV.S.O.P.のダークグリーンフロスティーボトルは誰もが一度は見たことがあるのではないだろうか。


Remy Martin は、コニャック地方で約300年ほど続いている老舗の一つ。
Grande Champagne (50%以上)と Petite Champagne だけからなるものを売りにしており、これを Fine Champagne 規格と呼ぶ事を強引に認めさせた経緯がある。

酒質はクラスによってずいぶん変わるが、上記V.S.O.P.は、割と甘め、クラスが上がっていくとスッキリ感が増していき、トップクラスであり、フラッグシップにもなっているルイ十三世になると、非常にサラリとした感覚になる。



この傾向は同じXOクラスでも Hennessy XO がねっとりした甘口なのの対し、Remy Martin XO は、スッキリした味わいで特徴的である。


個人的には甘口が好きなので、Remy Martin なら XO より VSOP のほうが、XO なら Remy より Hennessy のほうが好みである。

posted by つぅ at 23:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月31日

幸せを呼ぶお酒

昨日とある集まりがあったので、コニャックを好きになりそうな人を2次会で半ば強引にバーに連れて行き、普及活動。
飲んだのは、MARTELL CORDON BLEU(マーテル コルドンブルー)と、Jean Fillioux TRES VIEUX(ジャンフィユー トレヴュー)。


 


コニャックは葡萄(ワイン)を蒸留して作られる事、華やかで甘い香りが楽しめるお酒である事、二日酔いしにくいこと、寝酒として飲めば幸せな感覚で眠れる事、思っているより断然安上がりで済む事など、初心者向けにあれこれ熱く語る(笑)。
特に力が入るのは、やはりその幸せ感。

最近、Frapin VSOP ばかり飲んでいた上、たまに飲むジャンフィユーはレゼルヴファミリアルばかりだったのだが、久々にトレヴューを飲むと、これまたうまい。

もちろん、コルドンブルーも十分美味しいのであるが、やはりジャンフィユーの幸せ感は断然高い。

そんな中、同行者にも理解を得られ、しっかり信者になった様子だったのでめでたし、めでたし。

posted by つぅ at 13:32| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | お勧め銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

PIERRE BALMAIN VSOP

これは、たまたまヤフオクで出会ったのだが、調べるとネットでも普通に変える。


PIERRE BALMAIN VSOP


まったく期待感も無く、見聞を広げるだけのつもりでいたのだが、飲んでみるとこれが実に素晴らしい。

もちろん、「ピエールバルマン」が、自分で作っている訳ではなく、Tercinier (テルシニエール)家の手になるそうな。

熟成が浅いためか、少し大振りのグラスのほうが楽しめる。

【リーデル】 ヴィノムシリーズブルゴーニュ




●PIERRE BALMAIN VSOP(ピエールバルマン VSOP)

1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5. 総合(幸せ度)
☆☆☆☆

予想を超える華やかな芳香、その香りに負けないしっかりした味わい。
基本は、軽やかスッキリ系。カラメル加糖は最小限に抑えながらも、葡萄の甘みが味わえる。
この価格帯ではありえない上品な飲み口。
OTRAD VSOP が高くなってしまった今、自信をもってお勧め出来る最低価格帯コニャックである。


pb.jpg
posted by つぅ at 23:21| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月31日

お勧めコニャック2009 まとめ

いよいよ2009年も残りわずか。
本ブログもありがたいことに結構アクセスいただいている。

どんなところが多く見られているかと調べると「お勧め」カテゴリが圧倒的に多い。

そこで、すでにリンク切れもあるのでこれをアップデート。
時期的に2010のほうがいいかもと思ったのだが、来年検索からきて古い、となるより、今年の総まとめと言う意味も込めて2009。
ただ、全体的には高値傾向なうえ、種類も減ってしまった。
その代わり、超お勧めばかり。


¥2,000〜¥3,000


Frapin V.S.O.P.(フラパン VSOP)

左のアフィリエイトにもトップに載せているコストパフォーマンス抜群の1本。
コニャック地方の古くからの名門フラパン家による、Grande Champagne のみからなるVSOP。
その若い格付けからは想像出来ない、しっかりした香りと熟成感は、並みいる他の格上コニャックを軽く凌駕するものがある。
基本はスッキリで、軽やかな甘口、非常に幸せ感が高い。


OTARD VSOP は安いところでも2,498円となってしまった。たった500円の違いなら断然 Frapin VSOP がお勧めなので除外
※Remy Martin VSOP, Martell VSOP は安いところでも 3,000円を越えてしまった


¥3,000〜¥5,000


Jean Fillioux COQ D'Or(ジャンフィユー コックドール)

名門ジャンフィユーの廉価版。数年前までは下の価格帯だったが、ユーロ高でこの価格帯に。今度は円高で下がってほしいが今ひとつ下がりきれない。
とはいえ、Grande Champagne の特徴もしっかり持った軽やかでシャープな味わい。


¥5,000〜¥8000


Jean Fillioux Tres Vieux(ジャンフィユー トレヴュー)


これまたユーロ高で随分高くなってしまった。円高で少しは下がって来たもののまだ7,000円程度とちょっと高い。
しかし、熟成20〜25年の Grande Champagne をしっかり味わえる。決して重すぎないが、しっかりとした深い味わいと、ふわーっと広がる芳香が幸せの境地に誘ってくれる。



Domaine Frapin Vieille Grand Champagne(ドメーヌフラパン ヴィエイユグランドシャンパーニュ)


フラパンの中間クラス。これまた微妙に高い感もあるが、このクラスとしては香り、味わいのバランスも高く、お勧めできる。


¥8,000〜


Jean Fillioux Reserve Familiale(ジャンフィユー レゼルブファミリアル)


このブログでも絶賛の1本。その圧倒的な芳香と深い味わいは他の追随を許さない。
なぜ、他のコニャックメーカーはこれを真似しないのかと思ったものだが、真似しようにも真似の出来ない高次元の作品だと気付いた。
グラスに注いだ瞬間から周囲にやわらかい香りを広げ、飲み終えたグラスでさえしばらく芳香を放ち続ける。
一口含むとこれまた口の中にも幸せ感が広がる。
誰にでも自信をもってお勧めできる。
posted by つぅ at 00:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お勧め銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

トゥール・ダルジャン競売、1788年コニャックが2万5000ユーロ

鴨料理で有名なパリの一つ星レストラン「La Tour d'Argent」(すでに三ツ星ではない)で、この12/7、8に所蔵するワインのうち約4%、15,000本を在庫調整としてオークションに。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20091028-OYT8T00518.htm

この事自体は、ワイン通の間で有名だったようだが、もちろん私はまったく関心がなかった。

ところが、最高値で落札されたものがコニャックだと言う事なのでここのネタにと。

当該品は上記記事にもある落札予想価格2500〜3000ユーロの「クロ・デュ・グリフェ 1788」。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20091210-OYT8T00493.htm

フランス革命前年の1788年、今から200年以上前ではあるが、個人的に興味があるのはボトルの古さではなく、熟成期間であるがそれは不明。
そもそも「Clos du Gryphees」で検索しても情報無し。

ただ、これが50年以上の熟成とは考えにくい。
しかも例えトゥールダルジャンのカーヴで理想的な保存状態だったとしてさえアルコール分や香りも随分飛んでいる事だろう。
単にコレクターズアイテムなのだろう。
というか、飲む訳ないか…
posted by つぅ at 23:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする