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コニャックに外れなし

先日ワインの話で盛り上がったとき、「どうしようもないワインに当たったときは最低」などという話が出た。
ところがなんと、どうしようもないコニャックというのは基本的に無い気がする。
もちろんこのブログでも「冴えない」というような表現を使った銘柄もあるが、それでも実は充分おいしい。
これがウィスキーだとこうはいかない。(先日も一口飲んで知人に渡してしまった)
焼酎も「私は芋は不得意」とかあったりする。
そんな訳で、きっと外れは無いため、皆さんも様々なバーで是非ともいろいろなコニャックにチャレンジしてみて欲しい。

コニャックと葉巻

どうやらコニャックに葉巻は合うらしい。
バーでコニャックを傾けながら葉巻の香りに酔いしれる、というと如何にもカッコ付けの感じに聞こえる。
とは言え、正統派のバーで葉巻を置いているところは多い。
そんなこんなで、葉巻を置いているバーでは何度か頼んでみた。
ま、確かにカッコいいかもしれないのだが、どうも個人的に趣向が合わないというか、必然性を感じないというか、その相互作用が理解できなかった。
そんな中、ふと目に止まったのがコニャック入りのこれ

「シガリロ」(小さいシガーという意味)なので、正確には葉巻(シガー)ではない。
しかし、実に甘い香りで文字通りコニャックにぴったり。
そう、普通の葉巻はほとんど辛口なのであるが、これは甘口なのである。
これだと、タバコの煙は嫌いという女性でも、「あ、甘くていい香り」となって許してもらえる。
そんな訳で、バーで飲むときには欠かさないようにしているのだが、売っている店が限られるのが玉にキズ。
なので、行きつけの店には置いてもらうようにした。
コニャック好きの方は是非お試しを。

フランスにバーは無い?

パリにいる知人にフランス人はどんな風にコニャックを飲んでるのか気になって聞いてみた。
するとなんと「バーなんて無い」。
「え?じゃ、コニャックとかお酒はどこで飲むの?」
「カフェとかレストランで食後とか家とか」
うーむ、確かにバーというものはイギリスとかアメリカの文化である。
さらに言うとフランスには日本で言う飲みが主体の「飲み会」という文化は無いらしい。
私など、基本的におつまみなしでコニャックだけというのも結構多い上、メインの食事を取った後で飲むというのはあまり飲めなくなるので微妙。
いや、そもそもコニャックは食後酒なのであまりたくさん飲むものではないのだが。

おいしいお酒の定義?

おいしいお酒とはどんなものだろうか?というか、皆がおいしいと思えるような尺度はあるのだろうか?
今のところ、コニャックを勧めて「まずい」とか「おいしくない」とかいう評価に出会ったことが無い。
大抵は「あ、いい香り」、「あ、甘くておいしい」というものばかり。
いや、強いて言えば、蒸留酒を飲みなれていない人にストレートを勧めると「うわっ、強っ」というものはある。
だからと言って、コニャックが一番おいしいお酒だと定義付ける分けではないが、クセの強いスコッチなどに比較すると、コニャックは万人の評価が似たものになる傾向が強いのではないだろうか?

ウィスキーらしいウィスキー

先日コニャックのおいしさを教えるために、ウィスキーとの違いを味わってもらおうと思ったのだが、ウィスキーの選択で迷った。
実は、私はあまりウィスキーについてはほとんど造詣が無い。
しかたがないので、適当に「響17年」、「シーバスリーガル12年」を選んでみた。
響は多少熟成が長いこともあって、ちょっと柔らかすぎた。シーバスリーガルは、まずまずウィスキーっぽくはあったが、これでも少しいいヤツを選びすぎたかも。
他にもジョニーウォーカーとかグレンフィディックとかも検討したのだが、どうもウィスキーらしいウィスキーというのがよくわからなくなってきた。もう少し、臭みのあるやつのほうがウィスキーらしいともいえるが、それをいきなりだとコニャックとの比較にはちょっと無理がありすぎそうだったので、結局上記の2種に。
一方、比較対象のコニャックはここで最近お勧めしているFrapin V.S.O.P.
今回の洗脳(?)対象者は、そもそも蒸留酒経験が少なかったため、その違いは最初よくわからなかったようだが、結局ウィスキー2杯は最初の一口以後手をつけず、コニャックはあっさり飲み干した。
コニャックはお酒初心者にも受け入れやすいのではなかろうか。

コニャックの保存状態

どうも最近古いボトルのコニャックで、今一なものを飲むことが多い。
古いといってもせいぜい10年程度。
Jean Fillioux Reserve FamilialeFrapin Chataux Font Pinot なのだが、開栓直後の香りは充分素晴らしいものの、味わいが記憶にあるものより寂しい感が漂う。
グラスはリーデルだったし、開栓してほどないので、どうも保存状態が悪かった以外に考えられない。
以前、コニャックの保存環境はあまり気にする必要が無いと書いたが、必ずしもそうではないかもしれない。

グラスの大切さ

ここで何度も書いているが、ワインに限らずコニャックもグラスで味わいがずいぶん変わる。
もちろん、ビールでさえそうである。
いや、私も気づいたのはエレヴァージュでワイングラスで出されてからなので、あまり偉そうなことは言えない。
しかし、RIEDEL ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン用グラス)で飲む Grande Champagne の中・長期熟成ものが、断然美味しいのは間違いない。
おなじリーデルに「コニャック」というシリーズも有るのだが、上記のもののほうが、香りの広がり感や味わい感に結構差が有る。
というわけで、家でコニャックを試される方には、是非とも上記のグラスを試してみていただきたい。