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The world's most expensive Cognac

先日のDUDOGNONを検索して目についたのが、この The world’s most expensive Cognac. Henri IV Dudognon Heritage.(アンリキャトル デュドニョンエリタージュ)
アンリキャトルは英語読みにすればヘンリー4世。
ここではもちろんフランス王アンリ4世の事。
エリタージュは、ヘリテージであり、遺産/遺跡といった意味。
上記サイトによれば、4Kgのプラチナ、金、6,500個のダイヤモンドからなるボトルに100年熟成の GRANDE CHAMPAGNE をいれたもので、3,400万ドル(約30億円)だそうな。
少なくとも私にはあまり意味のあるものではない…

グラス以外のファクター

実は行きつけのバーでのコニャックが今一冴えない。
当初は実はグラスの問題だった。
勝手にリーデル・ソーヴィニョン・ブランだと思っていたのだが、若干小さいものだった。
別のバーで飲んでいた時、違うグラスに入れられ、あれ?今日は香りの立ち方が今一だな、と思ってよく見たら、少し小さめのグラスだった。(グラス自体はリーデル)
その後に上記のバーに行ったところ、やはりグラスが少し小さい。
で、よくよく確かめてみるとこれが違っていたので、すぐに注文してもらう事に。
比較するとはっきりわかるが、リーデル・ソーヴィニョン・ブランで飲む Grande Champagne はうまい。
ところが、またまた、上記の2軒を比べる時があって、同じグラス、同じ銘柄のコニャックであるにも関わらず、件のバーは香りの広がりが比較すると少し寂しい。
エレヴァージュの吉田さんは、湿度が違うというのだが、ワインと違ってコニャックがそれほど保存湿度に左右されるとは思いにくい。
雰囲気や気分でも多少のぶれはあると思うが、いつもそうなので、どうもコニャックの味わいを左右するファクターがまだあるに違いないのだが、突き止められずにいる。
一体何なのだろうか?

コニャックとブランデーの違い

非常に基本的な事ではあるが、当ブログで真面目に記述していない事に気づいたので、おさらい。
●ブランデー
 果実を絞った果汁を発酵させ、それを蒸留したお酒。
 もっとも多いのが、ブドウから作られるもの。つまりワインを蒸留したもの。
 オランダ語の brandewijn(ブランデウェイン:焼いたワイン)が語源とされている。
●コニャック
 フランス・コニャック地方で取れたブドウからのみ作られたブランデー。
 さらに、用いるブドウの収穫地によって格付けもなされる。
 その製法や成分等、法律で厳しく定められており、その規定に則っていないと「COGNAC」と名乗れない。
 ただし、フランス以外ではこの限りではないため、ロシアの COGNAC 等も存在する
ざっとこんな感じである。
コニャック以外にもアルマニャック(Armagnac)地方で取れたブドウで作られたブランデーはアルマニャック(Armagnac)と呼ばれ、これら以外のフランス産ブランデーは文字通り French Brandy(フレンチブランデー)と呼ばれるし、Calvados(カルバドス)とは、フランス Calvados 地方で取れたリンゴから作られたブランデーである。

コニャックは売れてる

フランス食の広場 メールマガジン(第280号)より引用
http://www.franceshoku.com/
コニャックの販売量 5ヶ月連続で増加(コニャック事務局)
Les statistiques Cognac(BNIC)
———————————————————————-
3月のコニャックの販売量は、前年同月に対し32.4%増加した。対前年比が増加
するのは、3月で5ヶ月連続となり、欧州、アメリカ大陸(アメリカ、カナダ、
メキシコ)、極東(日本、中国、東南アジア)のいずれの地域向けも増加した。
2009年4月から10年3月までの12ヶ月の合計は、381,110hl(純粋アルコール換算)
で、前年に対し3.1%減となった。アメリカ大陸向けは132,357hl(同)で、対前
年0.2%減とほぼ安定していた。欧州向けは同119,383hlで12.9%減。一方、極東
向けは115,240hlで3.3%増加した。その他の国向けも、14,130hlで17.9%増加し
た。(BNIC Statistique、4/14)
—–ここまで
2009年度の世界販売量が減っているのは致し方の無いところ。
世界経済が落ち込んだ割に3.1%減は立派な数字といえる。
2010年3月が2009年3月より多いのも頷けるが、前年比32.4%増は先の年間落ち込みからするとこれまた立派な数字。
また、2009年度極東で増えているのは、もちろん日本ではなく中国だろう。
少なくとも、コニャックの販売量が年々減少というよりもずっとめでたいニュースであるのは確か。
ただ邪推かもしれないが売れているのは、Hennessy XO, Remy Martin VSOP あたりなのだろう。
ま、これらはこれらでおいしくはあるのでいいことではあるが、小農家のシングルコニャックも脚光を浴びてほしいものである。
 

第三回 国際コニャックサミット

2年前にスタートしたコニャックサミット。
http://cognacfan.com/article/71340183.html
http://cognacfan.com/article/71719884.html
遅ればせながらフランス食品振興会のメルマガで
今年も開催された事を知った。
同記事によると、”第一回では、世界のベスト・セラーになり得るコニャックベースのカクテル「サミット」を考案し、昨年はコニャックの多彩なアロマを定義した”のだそうな。
そして”三回目となった今年は、歴史的遺産としてのコニャックベースのカクテルを見直すことがテーマとして取り上げられた”のだそうで。
やはり基本はカクテル。
そうでないと商業的に見合わないのだろう。
ただ、少し去年の「アロマの定義」が気になったので調べてみた。
http://www.cognac.fr/cognac/_en/4_pro/index.aspx?page=communiques_presse&id=1501
Developing the 21st Century’s Cognac wheel of aromas
In the course of the Summit, the group will spend three days absorbing each and every aspect of Cognac, and participating in several workshops :
・Developing the 21st Century’s Cognac wheel of aromas with Jean LENOIR, world-famous creator of Le Nez du Vin, and chemist Hubert RICHARD. Particularly, the aromatic proximity between wine and Cognac will be explored.
・Identifying the best glass in which to enjoy the world’s finest eau de vie.
何やら、化学者を呼んで21世紀のコニャックアロマホイールを作り出すとのこと。
また最適なグラスを見つけ出すともある。
どうもこれらが普及につながるとも思えないので、ピンと来ない。
来年はもっと実のあることが出来るように提案でもしてみよう。

コニャックでハイボール?

最近ずいぶんハイボールが流行っている。
基本的にはウィスキーの炭酸割りである。
ウィスキーの売上を伸ばしたかったサントリーが、食事中や1次会からウィスキーを飲んでもらうために、あちこちで宣伝しまくったものがどうやら効を奏した ということのようだ。
コニャック関連でサントリーと言えば「ブ ランデー、水で割ったらアメリカン」。
これで当時サントリーVSOPがどの程度売上を伸ばしたのかは分からないが、今回のハイボールは相当「角」の売上を伸ばしているであろう事は想像に難くない。

もちろん「角」以外でもハイボールなのであるが、CMの力は偉大である。
さて、そんな中、コニャックのソーダ割はどうであろうか?
一応コニャックソーダという名前はあるが、Wikipedia によれば、ウィスキーに限定されないようなので、コニャックハイボールというのもありではあるようだ。
あまり量を入れておいしくないとコニャックがもったいないし、炭酸だけ余っても処理に困るので、かなり微妙だったのだが、パンチの強そうなOTARD Napoleon(オタールナポレオン)で試してみた。

するとこれが結構イケる。
炭酸のさっぱり感もあり、グイグイ飲めてしまう。
もちろん「香りが…」などというカテゴリーの飲み物でなくなってしまうのは事実だが、適度に甘く、ウィスキーのハイボールよりも女性受けがいいかもしれな い(笑
これなら食中酒としてもありだろう。
Napoleon でなく、VSOPでも十分な感じ。

甘めのコニャックよりも、少しボディのあるタイプの方が向いている気もするが、CORDON BLEUとかだと、さすがにもったいない気もする。< br />

いや、それこそサントリーVSOPでもいいのではないだろうか?

「ブランデー、ソーダで割ったらハイボール」
ダメかな

コニャックの季節

いや、コニャックの季節は冬だ、と言いたい訳ではない。
しかし一般的には冬の、少なくとも寒い季節の飲み物と言うようなイメージがあるような気がする。
確かにアルコール度数も40度以上あり、ストレートで飲めば体温も上がる。
セントバーナードが首につけた樽にブランデーを入れ、雪山での遭難者を助けるというのも、体が温まるからだろう。
また、ロッテのバッカスも秋冬限定となっている。

確かに真夏の盛りに汗をかきながら飲んで美味しいものではない。
なので、冬とまで限定しなくても、寒い季節にあう飲み物なのだとすれば、最近めっきり冷え込んで来つつあって、コニャックの季節到来と言えるのだろう。
とは言え、私の場合は真夏でも寝酒はコニャックのみ。冬に比べて夏の消費量が減る訳でもない。
逆に、真冬でもビールを美味しく飲んでることもあって、季節感があまり無いのかもしれない。