2010年07月05日

The world's most expensive Cognac

先日のDUDOGNONを検索して目についたのが、この The world's most expensive Cognac. Henri IV Dudognon Heritage.(アンリキャトル デュドニョンエリタージュ)
アンリキャトルは英語読みにすればヘンリー4世。
ここではもちろんフランス王アンリ4世の事。
エリタージュは、ヘリテージであり、遺産/遺跡といった意味。

上記サイトによれば、4Kgのプラチナ、金、6,500個のダイヤモンドからなるボトルに100年熟成の GRANDE CHAMPAGNE をいれたもので、3,400万ドル(約30億円)だそうな。

少なくとも私にはあまり意味のあるものではない…


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2010年05月31日

グラス以外のファクター

実は行きつけのバーでのコニャックが今一冴えない。
当初は実はグラスの問題だった。

勝手にリーデル・ソーヴィニョン・ブランだと思っていたのだが、若干小さいものだった。

別のバーで飲んでいた時、違うグラスに入れられ、あれ?今日は香りの立ち方が今一だな、と思ってよく見たら、少し小さめのグラスだった。(グラス自体はリーデル)

その後に上記のバーに行ったところ、やはりグラスが少し小さい。
で、よくよく確かめてみるとこれが違っていたので、すぐに注文してもらう事に。

比較するとはっきりわかるが、リーデル・ソーヴィニョン・ブランで飲む Grande Champagne はうまい。

ところが、またまた、上記の2軒を比べる時があって、同じグラス、同じ銘柄のコニャックであるにも関わらず、件のバーは香りの広がりが比較すると少し寂しい。

エレヴァージュの吉田さんは、湿度が違うというのだが、ワインと違ってコニャックがそれほど保存湿度に左右されるとは思いにくい。

雰囲気や気分でも多少のぶれはあると思うが、いつもそうなので、どうもコニャックの味わいを左右するファクターがまだあるに違いないのだが、突き止められずにいる。

一体何なのだろうか?
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2010年05月05日

コニャックとブランデーの違い

非常に基本的な事ではあるが、当ブログで真面目に記述していない事に気づいたので、おさらい。

●ブランデー
 果実を絞った果汁を発酵させ、それを蒸留したお酒。
 もっとも多いのが、ブドウから作られるもの。つまりワインを蒸留したもの。
 オランダ語の brandewijn(ブランデウェイン:焼いたワイン)が語源とされている。

●コニャック
 フランス・コニャック地方で取れたブドウからのみ作られたブランデー。
 さらに、用いるブドウの収穫地によって格付けもなされる。
 その製法や成分等、法律で厳しく定められており、その規定に則っていないと「COGNAC」と名乗れない。
 ただし、フランス以外ではこの限りではないため、ロシアの COGNAC 等も存在する

ざっとこんな感じである。

コニャック以外にもアルマニャック(Armagnac)地方で取れたブドウで作られたブランデーはアルマニャック(Armagnac)と呼ばれ、これら以外のフランス産ブランデーは文字通り French Brandy(フレンチブランデー)と呼ばれるし、Calvados(カルバドス)とは、フランス Calvados 地方で取れたリンゴから作られたブランデーである。
posted by つぅ at 19:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

コニャックは売れてる

フランス食の広場 メールマガジン(第280号)より引用
http://www.franceshoku.com/

コニャックの販売量 5ヶ月連続で増加(コニャック事務局)
Les statistiques Cognac(BNIC)
----------------------------------------------------------------------
3月のコニャックの販売量は、前年同月に対し32.4%増加した。対前年比が増加
するのは、3月で5ヶ月連続となり、欧州、アメリカ大陸(アメリカ、カナダ、
メキシコ)、極東(日本、中国、東南アジア)のいずれの地域向けも増加した。
2009年4月から10年3月までの12ヶ月の合計は、381,110hl(純粋アルコール換算)
で、前年に対し3.1%減となった。アメリカ大陸向けは132,357hl(同)で、対前
年0.2%減とほぼ安定していた。欧州向けは同119,383hlで12.9%減。一方、極東
向けは115,240hlで3.3%増加した。その他の国向けも、14,130hlで17.9%増加し
た。(BNIC Statistique、4/14)

-----ここまで

2009年度の世界販売量が減っているのは致し方の無いところ。
世界経済が落ち込んだ割に3.1%減は立派な数字といえる。

2010年3月が2009年3月より多いのも頷けるが、前年比32.4%増は先の年間落ち込みからするとこれまた立派な数字。

また、2009年度極東で増えているのは、もちろん日本ではなく中国だろう。

少なくとも、コニャックの販売量が年々減少というよりもずっとめでたいニュースであるのは確か。

ただ邪推かもしれないが売れているのは、Hennessy XO, Remy Martin VSOP あたりなのだろう。

ま、これらはこれらでおいしくはあるのでいいことではあるが、小農家のシングルコニャックも脚光を浴びてほしいものである。


 
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2010年03月10日

第三回 国際コニャックサミット

2年前にスタートしたコニャックサミット。
http://cognacfan.com/article/71340183.html
http://cognacfan.com/article/71719884.html

遅ればせながらフランス食品振興会のメルマガで
今年も開催された事を知った。
同記事によると、”第一回では、世界のベスト・セラーになり得るコニャックベースのカクテル「サミット」を考案し、昨年はコニャックの多彩なアロマを定義した”のだそうな。
そして”三回目となった今年は、歴史的遺産としてのコニャックベースのカクテルを見直すことがテーマとして取り上げられた”のだそうで。

やはり基本はカクテル。
そうでないと商業的に見合わないのだろう。

ただ、少し去年の「アロマの定義」が気になったので調べてみた。

http://www.cognac.fr/cognac/_en/4_pro/index.aspx?page=communiques_presse&id=1501

Developing the 21st Century's Cognac wheel of aromas
In the course of the Summit, the group will spend three days absorbing each and every aspect of Cognac, and participating in several workshops :
・Developing the 21st Century’s Cognac wheel of aromas with Jean LENOIR, world-famous creator of Le Nez du Vin, and chemist Hubert RICHARD. Particularly, the aromatic proximity between wine and Cognac will be explored.
・Identifying the best glass in which to enjoy the world’s finest eau de vie.

何やら、化学者を呼んで21世紀のコニャックアロマホイールを作り出すとのこと。
また最適なグラスを見つけ出すともある。

どうもこれらが普及につながるとも思えないので、ピンと来ない。
来年はもっと実のあることが出来るように提案でもしてみよう。
posted by つぅ at 00:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月28日

コニャックでハイボール?

最近ずいぶんハイボールが流行っている。
基本的にはウィスキーの炭酸割りである。
ウィスキーの売上を伸ばしたかったサントリーが、食事中や1次会からウィスキーを飲んでもらうために、あちこちで宣伝しまくったものがどうやら効を奏した ということのようだ。

コニャック関連でサントリーと言えば「ブ ランデー、水で割ったらアメリカン」。
これで当時サントリーVSOPがどの程度売上を伸ばしたのかは分からないが、今回のハイボールは相当「角」の売上を伸ばしているであろう事は想像に難くない。


もちろん「角」以外でもハイボールなのであるが、CMの力は偉大である。

さて、そんな中、コニャックのソーダ割はどうであろうか?
一応コニャックソーダという名前はあるが、Wikipedia によれば、ウィスキーに限定されないようなので、コニャックハイボールというのもありではあるようだ。

あまり量を入れておいしくないとコニャックがもったいないし、炭酸だけ余っても処理に困るので、かなり微妙だったのだが、パンチの強そうなOTARD Napoleon(オタールナポレオン)で試してみた。


するとこれが結構イケる。
炭酸のさっぱり感もあり、グイグイ飲めてしまう。
もちろん「香りが…」などというカテゴリーの飲み物でなくなってしまうのは事実だが、適度に甘く、ウィスキーのハイボールよりも女性受けがいいかもしれな い(笑
これなら食中酒としてもありだろう。
Napoleon でなく、VSOPでも十分な感じ。


甘めのコニャックよりも、少しボディのあるタイプの方が向いている気もするが、CORDON BLEUとかだと、さすがにもったいない気もする。< br />


いや、それこそサントリーVSOPでもいいのではないだろうか?


「ブランデー、ソーダで割ったらハイボール」
ダメかな

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2009年11月23日

コニャックの季節

いや、コニャックの季節は冬だ、と言いたい訳ではない。
しかし一般的には冬の、少なくとも寒い季節の飲み物と言うようなイメージがあるような気がする。

確かにアルコール度数も40度以上あり、ストレートで飲めば体温も上がる。
セントバーナードが首につけた樽にブランデーを入れ、雪山での遭難者を助けるというのも、体が温まるからだろう。

また、ロッテのバッカスも秋冬限定となっている。


確かに真夏の盛りに汗をかきながら飲んで美味しいものではない。
なので、冬とまで限定しなくても、寒い季節にあう飲み物なのだとすれば、最近めっきり冷え込んで来つつあって、コニャックの季節到来と言えるのだろう。

とは言え、私の場合は真夏でも寝酒はコニャックのみ。冬に比べて夏の消費量が減る訳でもない。
逆に、真冬でもビールを美味しく飲んでることもあって、季節感があまり無いのかもしれない。
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2009年10月20日

コニャックに外れなし

先日ワインの話で盛り上がったとき、「どうしようもないワインに当たったときは最低」などという話が出た。
ところがなんと、どうしようもないコニャックというのは基本的に無い気がする。

もちろんこのブログでも「冴えない」というような表現を使った銘柄もあるが、それでも実は充分おいしい。
これがウィスキーだとこうはいかない。(先日も一口飲んで知人に渡してしまった)
焼酎も「私は芋は不得意」とかあったりする。

そんな訳で、きっと外れは無いため、皆さんも様々なバーで是非ともいろいろなコニャックにチャレンジしてみて欲しい。
posted by つぅ at 22:16| 東京 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

コニャックと葉巻

どうやらコニャックに葉巻は合うらしい。
バーでコニャックを傾けながら葉巻の香りに酔いしれる、というと如何にもカッコ付けの感じに聞こえる。
とは言え、正統派のバーで葉巻を置いているところは多い。

そんなこんなで、葉巻を置いているバーでは何度か頼んでみた。
ま、確かにカッコいいかもしれないのだが、どうも個人的に趣向が合わないというか、必然性を感じないというか、その相互作用が理解できなかった。

そんな中、ふと目に止まったのがコニャック入りのこれ


「シガリロ」(小さいシガーという意味)なので、正確には葉巻(シガー)ではない。
しかし、実に甘い香りで文字通りコニャックにぴったり。
そう、普通の葉巻はほとんど辛口なのであるが、これは甘口なのである。

これだと、タバコの煙は嫌いという女性でも、「あ、甘くていい香り」となって許してもらえる。

そんな訳で、バーで飲むときには欠かさないようにしているのだが、売っている店が限られるのが玉にキズ。
なので、行きつけの店には置いてもらうようにした。

コニャック好きの方は是非お試しを。
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2009年07月14日

フランスにバーは無い?

パリにいる知人にフランス人はどんな風にコニャックを飲んでるのか気になって聞いてみた。
するとなんと「バーなんて無い」。

「え?じゃ、コニャックとかお酒はどこで飲むの?」
「カフェとかレストランで食後とか家とか」

うーむ、確かにバーというものはイギリスとかアメリカの文化である。

さらに言うとフランスには日本で言う飲みが主体の「飲み会」という文化は無いらしい。

私など、基本的におつまみなしでコニャックだけというのも結構多い上、メインの食事を取った後で飲むというのはあまり飲めなくなるので微妙。
いや、そもそもコニャックは食後酒なのであまりたくさん飲むものではないのだが。
posted by つぅ at 00:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

おいしいお酒の定義?

おいしいお酒とはどんなものだろうか?というか、皆がおいしいと思えるような尺度はあるのだろうか?

今のところ、コニャックを勧めて「まずい」とか「おいしくない」とかいう評価に出会ったことが無い。
大抵は「あ、いい香り」、「あ、甘くておいしい」というものばかり。
いや、強いて言えば、蒸留酒を飲みなれていない人にストレートを勧めると「うわっ、強っ」というものはある。

だからと言って、コニャックが一番おいしいお酒だと定義付ける分けではないが、クセの強いスコッチなどに比較すると、コニャックは万人の評価が似たものになる傾向が強いのではないだろうか?
posted by つぅ at 00:28| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

ウィスキーらしいウィスキー

先日コニャックのおいしさを教えるために、ウィスキーとの違いを味わってもらおうと思ったのだが、ウィスキーの選択で迷った。
実は、私はあまりウィスキーについてはほとんど造詣が無い。
しかたがないので、適当に「響17年」、「シーバスリーガル12年」を選んでみた。
響は多少熟成が長いこともあって、ちょっと柔らかすぎた。シーバスリーガルは、まずまずウィスキーっぽくはあったが、これでも少しいいヤツを選びすぎたかも。

他にもジョニーウォーカーとかグレンフィディックとかも検討したのだが、どうもウィスキーらしいウィスキーというのがよくわからなくなってきた。もう少し、臭みのあるやつのほうがウィスキーらしいともいえるが、それをいきなりだとコニャックとの比較にはちょっと無理がありすぎそうだったので、結局上記の2種に。

一方、比較対象のコニャックはここで最近お勧めしているFrapin V.S.O.P.

今回の洗脳(?)対象者は、そもそも蒸留酒経験が少なかったため、その違いは最初よくわからなかったようだが、結局ウィスキー2杯は最初の一口以後手をつけず、コニャックはあっさり飲み干した。

コニャックはお酒初心者にも受け入れやすいのではなかろうか。

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2009年05月12日

コニャックの保存状態

どうも最近古いボトルのコニャックで、今一なものを飲むことが多い。
古いといってもせいぜい10年程度。

Jean Fillioux Reserve FamilialeFrapin Chataux Font Pinot なのだが、開栓直後の香りは充分素晴らしいものの、味わいが記憶にあるものより寂しい感が漂う。

グラスはリーデルだったし、開栓してほどないので、どうも保存状態が悪かった以外に考えられない。

以前、コニャックの保存環境はあまり気にする必要が無いと書いたが、必ずしもそうではないかもしれない。


posted by つぅ at 21:06| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

グラスの大切さ

ここで何度も書いているが、ワインに限らずコニャックもグラスで味わいがずいぶん変わる。
もちろん、ビールでさえそうである。

いや、私も気づいたのはエレヴァージュでワイングラスで出されてからなので、あまり偉そうなことは言えない。

しかし、RIEDEL ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン用グラス)で飲む Grande Champagne の中・長期熟成ものが、断然美味しいのは間違いない。

おなじリーデルに「コニャック」というシリーズも有るのだが、上記のもののほうが、香りの広がり感や味わい感に結構差が有る。

というわけで、家でコニャックを試される方には、是非とも上記のグラスを試してみていただきたい。
posted by つぅ at 22:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

コニャックのおいしさ再び

ここの更新を怠っているからといって、コニャック普及活動までサボっているわけではない。
最近もコニャックのよさを口頭で説いたが、せっかくなのでここにも。

以前書いたものとかぶるかもだが、この手の内容は定期的に目につくようにしておかないと、そもそも普及の効果が上がらないだろうという事で、気にしないこ とに。

さて、私が思うコニャックの素晴らしいところは大体こんなところ

★香りがやさしく甘い
 原料が葡萄という事もあり、誰もがとりあえずは「いい香り」と評価する。
 甘さに関しては、そもそも好き嫌いがあるので、必ずしも長所とはいえないが、
 これまた経験上、多くの人に好感されている気がする。

★気持ちよく酔える
 これまた個人差があるとは思うが、「ふわっ」っと包まれるような感覚であり、
 酒に酔っ払うと言うよりも、幸せ感にあふれる感覚で、またストレートで飲んでも
 悪酔いせず、しかも次の日に残りにくい。

★思ったより安上がり
 これはバーというより自宅でという意味合いが強いが、例えば私が某所で愛飲しているフラパン VSOPなどは、リンク先をみてもわかるように、\3,000程度である。
 私の場合、家での寝酒はほぼ毎晩であるが、大抵1ヶ月に1本程度のペースである。
 ワインや焼酎、ビールなどではこうはいかないだろう。

★スコッチやワインに比べて薀蓄がいらない
 これが長所なのかは微妙だが、基本的には蒸留所、クラスが決まれば香りや味わいのぶれが少ないため
 ○○年ものはああだとか、どこそこの畑がどうだとかいう変動要素もあまりない。
 なので、細かいことを気にせずにゆったり味わえる。

★グラスの美しさが映える
 これまた人によってはどうでもいいことかもだが、個人的には幸せ感の重要なファクターである。
 私は普段いわゆるブランデーグラスではなく、リーデルの白ワイン用グラスを愛用しているが、これに注いだコニャックは非常に美しい。
 もちろんワインでもウィスキーでもそれなりに美しいが、Grande Champagne の長期熟成ものを注ぐと、眺めているだけでも幸せになれるほど。

ま、他にもいろいろあるのだが、今回はこのあたりを挙げておこう。

posted by つぅ at 17:38| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月12日

コニャック08年出荷量

「フランス食の広場」なるメルマガを購読しているのだが、その最新号によると

Communique annee civile 2008(B.N.I.C.)
----------------------------------------------------------------------
2008年(1-12月)のコニャックの出荷量は、414,969hl(純粋アルコール度換算)
1億4,820万本で、前年に対し6.2%減少した。01年から07年までの6年間で36.8%
増と拡大していたが、08年は減少となった。いくつかの国で、世界的な経済危
機の影響が見られることに加え、07年末以来のコニャックの供給不足も重なっ
た。一方、売上金額は、高額化を反映して前年に対し0.3%増となった。

品質分類では、スリースターとVSが、前年に対し10.8%減となった一方、VSOP
以上の上級クラスは、1.5%減と微減にとどまり、コニャック全体に占める
シェアを52.5%と伸ばした(07年は50.1%)。

地域別では、NAFTA加盟国(米国、カナダ、メキシコ)が、141,322hl(純粋アル
コール度換算)、5,050万本で前年に対し14.2%減。欧州向けが142,849hl(同)
5,100万本で、7.8%減。一方アジア(日本、中国、韓国、香港など)は
117,741hl(同)、4,200万本で、6.2%増となり、三つの地域への出荷量の差が
縮まった。
(B.N.I.C. プレスリリース、1/14)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

だそうな。
世界的な不況にあって、欧米は減少するも、アジアでは増加。
といってもほとんどが中国だろう。

スコッチなどはどうだったのだろうか?
posted by つぅ at 20:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

55年物のスコッチ

ザ・マッカラン55年シックスピラーズコレクション
サントリー(株)は、スコットランドのシングルモルトウイスキー「ザ・マッカラン55年シックスピラーズコレクション」を100本限定で12月16日(火)から全国で新発売します。

だそうな。クリスタルボトルに入って115万円。
コニャックでは50年程度は普通にあるが、ウィスキーでは相当珍しいということなのだろう。

マッカランはスコッチの中でも柔らかめなので、この長期熟成ものはほとんどコニャックのような味わいなのではなかろうか。
で、こういうものを「やはり長期熟成ものは柔らかくて素晴らしい」とかいうのであれば、スコッチではなくコニャックにすれば断然安上がりだと思うのだが。
posted by つぅ at 21:39| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

コニャックの色

基本的に蒸留直後の原酒は無色透明。これを樫の樽で熟成することにより褐色になる。
琥珀色とも表現されるその色は、つまり樽の材質や内側の焦がし方、熟成年数によって大きく異なる。
また、熟成年が短い物にカラメルで着色することも許されているため、色の濃い物が必ずしも長期熟成とは限らない。
また、新樽は色が濃く出やすい。Daniel Buuju Brut de Fut Royal 15 などは熟成15年と短いにも関わらず、ボルドーの赤ワインのような濃さだったりする。

しかし、適度な濃さのコニャックをリーデルのような美しいグラスに注いで光にかざすと、それだけで至福のよろこびに浸りきれるものである。
posted by つぅ at 00:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

コニャックのおいしい飲み方

もちろんこれは好き好きであるのだが、個人的には常温、ストレートを愛飲している。
真夏でも同様。やはり冷やしてしまうと、香りの広がりが寂しくなるし、薄めてしまうと味わいの広がりが寂しくなる。
ただ、必要以上に温めるとアルコールの発散が強くなりすぎて、むせてしまい、これまた楽しめない。
そもそも、お酒を覚えたのがコニャックのストレートだったためか、やはりこの飲み方が合っている。

posted by つぅ at 14:32| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

加糖成分有無の見分け方

コニャックは2%までカラメルやシロップを着色や甘みをつけるために添加することが許されている。
着色は短い熟成のものでも長期熟成に見えるように、加糖は口当たりを柔らかくして飲みやすいものにするために行われる。Daniel Buuju などは、こういった混ぜ物を一切使用しないことを誇りにしている。

こういった添加成分を簡単に見分けるには、飲んだグラスを洗わずにそのまま置いておけば 良い。添加物が入っていないものならば、蒸留成分だけなので、全て揮発する。一方、添加物は蒸発しないので、最後までグラスに残ったものは蒸留後に足されたものということになる。ただし、熟成中の樽から出たタンニンなども残留成分ではあるので、必ずしも全てとは言えないが、それなりに目安にはなる。

posted by つぅ at 20:05| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする