2006年09月10日

またまたエレバージュ

という訳で、ついついエレバージュへ。

さすが金曜日、カウンター席が1つしか空いてなかったが、そこに入れてもらい、幸せを味わうために以下のもの。(結局4杯)

Lafite Rothschild Tres Vieille Reserve (ラフィット・ロートシルト トレ・ヴィエイユ・レゼルブ、1900-1920 の原酒)

PLANAT Reserve de la Famille(プラナ レゼルブドラファミーユ,ちょっとチャレンジ)

Jean Fillioux Reserve Familiale(ジャンフィユー レゼルブファミリアル、今のところ究極)

Delamain Reserve de la Famille(デラマンレゼルブドラファミーユ,またまた締めの一杯のお勧め)

やはりエレバージュは圧倒的に幸せ度が高い。ボトルの管理、グラスのこだわりなど美味しく飲める気遣いが随所にあるのがいい。


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2006年09月01日

Raymond Ragnaud Vieille Reserve 他

Raymond Ragnaud Vieille Reserve
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
Ragnaud Sabourin と同傾向で、味わいより香りの広がりが強い。また、Ragnaud Sabourin より少し軽やかな感じ。全体的には少し寂しいかも。

Jean Fillioux Reserve Familiale
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆☆
同社の Tres Vieux が25年程度熟成原酒のブレンドに対し、こちらは50年熟成とプロダクトライン上は1クラスしか違わないが、2クラス以上格上の感がある。香り、味わいの柔らかさ、深み、余韻、どれをとっても文句なし。Tres Vieux をさらにまろやかにかつ余韻を深くした感じで極めて幸せ度の高い逸品。

Hennessy Paradis
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
Hennessy は単純に格が上がるとともに練れ感が上がる。XOクラスはさすがに、口に含んだ時の深みと香りの広がりがすばらしい。Paradis はそのままさらに柔らかくした感じではあるが、深みはそれほどでもない。マスマーケットを狙うためか、カラメルもそれなりに使っていようが、それはそれで嫌いではない。これまた幸せ感が強い。


Hardy Reserve de la Famille 1950
1.飲む前の香り
☆☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
これまたスゴい。グラスから広がる香りだけでさえ十分幸せに浸れる。口に含んで最初に広がる香りがこれまた Frapin に似ている。そのせいか複雑で深みのある味わいとなっており、余韻も長い。



※参考
FINE DE BOURGOGNE DRC 1979
1.飲む前の香り
☆☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
DRCとは、Domaine de la Romanee Conti。コニャックではないが、偉大なるロマネコンティに敬意を表して同じ基準で評価してみた。
とにかくトップノートの広がりがスゴい。ワインは飲んだ事がないが、少なくともこのフィーヌは鮮烈で甘い葡萄の香りを溢れんばかりに放っている。これが出来損ないのワインから出来ているとは思いにくい。一方、口に含んだ時の香り、味わいの広がり感は残念ながらコニャックの後塵を拝さざるを得ない。そもそもカテゴリーの違う酒ではあるので仕方がないとは言えるのだが。
という訳で、値段の割にコニャック派、ワイン派どちらから見ても微妙な存在である。
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2006年08月30日

Courvoisier XO IMPERIAL

このブログでは今のところいわゆるメジャー製品には触れてない。というのも、我々が飲んでなかったもので美味いものを発掘しようという意図から、ついついマイナーな物ばかりとなってしまっている。
しかしここで、大手銘柄。ヤフオクで安かったため思わず落としてしまった一品。
ちょっと古かった様で、栓をあけるときコルクが破壊。
なので、手持ちの Jean Fillioux Tres Vieux の空きボトルに移し替え。そのためボトル写真はなし。

Courvoisier XO IMPERIAL
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
トップノートが Chataux Fontpinot に似ている。あちらはグランドシャンパーニュのみ、こちらはグランド、プティット両シャンパーニュに力強さを与えるためボルドリまでブレンド。
しかし口に含むと、 Chataux Fontpinot ほどの広がり感が無い。XO クラスとして一定の水準は保ちつつも、個性に輝きがない感じ。いや、十分美味しく頂けはするのだが。


posted by つぅ at 01:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

またまた試飲会

今回はテセロン・ミニチュアセットとラニョー・サブラン レゼルブ・スペシアル。

テセロン・ミニチュアセットはLOT No90、LOT No76、LOT No53、LOT No29の4本セット。それぞれのLOT Noは、メインとなる原酒の年代を表している。つまり、LOT No29 は 1929年ものが中心と言うこと。ボトリングが2000年として約70年!
また、テセロンはかのチャーチルが愛した銘柄だそうな。

一方のラニョー・サブランは、自社農園で取れた葡萄のみを使用、蒸留から瓶詰めまで自社の伝統によって作られると言うエステートコニャックの一品種。本当はまっきーが自分用に購入したものだが、たまたま今日会社に届いてしまったので、こちらも賞味させていただくことに。

結果から言うとテセロンは個人的に残念な感じ。なので、評価はLOT No29のみということに。

ラニョー・サブランを試飲した後、前回のKELT XO、ダニエルブージュロワイヤルをいただく。
どっちもうまい!特にダニエルブージュロワイヤルは、美味いというより、のめり込みそうな危険な感じ。家にも1本置いておきたい。


Tesseron Lot N゜29
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆
70年物とは思えない溌剌とした感じ。トップノートにもまだ刺激臭さえ残る。
逆に言うと「練れ」感が少なく寂しい。口に含んでも広がり感が少ない。コニャックの中でもスコッチの風合いに近い感触。一方、グラスの残り香はさすがと言う感じで、いつまでも木の香が残る。


Ragnaud Sabourin Reserve Speciale
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
トップノートに独自の葡萄の香をふんだんに湛え、飲む前から笑みがこぼれる。
口に含むと、香りほどのインパクトは無いものの、グランドシャンパーニュを感じさせる香りと味わいが広がる。幸せ感の高い銘品。

今回も会場は Maeda Bar 。なお、8/18〜20の麻布十番納涼まつりに出店するそうな。

posted by つぅ at 21:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月27日

Daniel Bouju Empereur XO その後

開栓後そろそろ1週間の Daniel Bouju Empereur XO。
変化を期待してちょっとグラスに注ぐ。
微妙に開きつつあり、香りが柔らかく広がるようになってきた。まだ評価の☆の数が変わる程ではないが、もう少したつと一つくらい増えるかも。
posted by つぅ at 00:25| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月25日

Frapin Chataux Fontpinot XO

Daniel Bouju Empereur XO は、開栓後少し間を置く必要がありそうなので、今度は Frapin Chataux Fontpino XO(フラパン シャトーフォンピノ)をゲット。

Frapin Chataux Fontpino XO

1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
開栓直後だからかもしれないが、トップノートのアルコール臭が少々強い。
しかし、口に含むと酸味と甘みの複雑に入り組んだ独特の香りが広がり、もとの葡萄がどんなものであったかをしっかりと想起させる。決して迎合する事のないパンチのある、しかし一方でしっかりとまろやかな深い味わいが飲むものに大いなる幸せをもたらしてくれる。

frapin.jpg
posted by つぅ at 01:05| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

Daniel Bouju Empereur XO

寝酒用の Jean Fillioux Tres Vieux(ジャンフィユー トレヴュー)がなくなりそうになったので、先日試飲した Daniel Bouju Brut de Fut Royal(ダニエルブージュ ブリュットドフーロワイヤル)の一つ上のクラス、エンペラーXOを購入。何でも、シャトーラトゥール61年と共にとる食事の後にいいそうだ。ホントか?


Daniel Bouju Empereur XO
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆
どうも香り、味わいともにパンチ力にかける。深く複雑な味わいを秘めているのは分かるが、奥に潜みすぎていて今ひとつ楽しめない。ブリュットドフーロワイヤルは、最初から最後まで個性の固まり、時間とともに変わる複雑さが楽しめる一方、こっちは時間とともに香りも弱まる。
リーデルのような細口のグラスでは、香りがこもって出てこないのかと思い、広口のグラスで試しても一緒。
確かに混ざり物がないのは分かるが、ピュアすぎる。グランドシャンパーニュの25年ものとしては厳しい評価にならざるを得ない。

Daniel Bouju XO

posted by つぅ at 00:40| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

コニャック試飲会

Daniel Bouju Brut de Fut Royal(ダニエルブージュ ブリュットドフーロワイヤル)、KELT XO Tour du Monde(ケルトXOトゥールデュモンド)、Leopord Gourmel(レオポルドグルメル)プティパック(3種)の試飲会。

Leopord Gourmel はともかく(笑)、Daniel Bouju、KELT ともにスゴく、さすがと言わざるを得ない。
以下は私の個人的な評価。どうです?>代表

Daniel Bouju Brut de Fut Royal
1.飲む前の香り

2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
一口めはその樽出しそのままによる60度という強さから、思わず身を引いてしまうが、そのまましばらく置いておくとどんどん香りが出てくる。それに従い味わいもどんどんまろやかに変わっていく。もちろん、水で割ってもまったくへこたれる事のないボディ。狂信的にクオリティを追求しているだけのことはある。
時間をかけて楽しむコニャックである。

KELT XO Tour du Monde
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
実に丸くてまろやかである。内在するすべてのトゲを取り除いたような、そんな優しさでありながら、その深い香りは決して尽きる事がない。口の中で広がる強いブーケはまぎれもなく長期熟成されたグランドシャンパーニュである事を楽しませてくれる。


どれも Maeda Bar で飲めます。
posted by つぅ at 17:44| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

Jean Fillioux Tres Vieux

今、はまっているコストパフォーマンスが圧倒的に高いと思われる1本。
その優雅かつ複雑な香り、含んだ時のアロマの広がり、口内に残る余韻、グラスの残り香、どれをとっても一級品であることに疑いはない。
ジャン・フィユー家はヘネシーに原酒を提供しているばかりか、当初からヘネシーのマスターブレンダーも勤める名門中の名門。
ぶどうの香り、熟成による樽薫、深い味わいが丁寧に融合された逸品と言えよう。
jeanfilloux.jpg
posted by つぅ at 01:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月04日

今、気になってる銘柄

ダニエル・ブージュ・ブリュット・ド・フュー・ロワイヤル 60°15年熟成
私のお気に入り、ジャンフィユートレヴューや、ヘネシーのトップブランド、リシャールの上の評価だそうな。ダニエルブージュ家は狂信的にクオリティを追求しているらしいし、そりゃ飲まない訳にはいかないだろう。

ケルトXOトゥールデュモンド
これまたジャンフィユーやヘネシーを超える評価。絶妙な熟成を促進させるため、わざわざ樽ごと船で世界一周させるというところがスゴい。これまた飲まねば。
posted by つぅ at 00:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする