2007年10月02日

Domaine Frapin Vieille Grand Champagne

これまたヤフオクでもゲットしたのだが、コニャック協会の打ち合わせで Ne Plus Ultra に行ったら置いてあったので飲んでみた。

Domaine Frapin Vieille Grand Champagne(ドメーヌフラパン ヴィエイユグランドシャンパーニュ)

特に期待はしていなかったのだが、Frapin では外れたことがなかったので、それなりの安心感を持っていた。
ところがどっこい!グラスから溢れる芳香は予想をはるかに超えるすばらしいものだった。何やら熟成は10〜15年程度ということで、つくづく熟成年数が長ければいいというものではないと感じた。

Domaine Frapin Vielle Grand Champagne
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆

上にも書いたが、グラスから立ち上る香りがすばらしい。力強さと熟成香のバランス感が見事。この香りに浸っているだけで十分幸せ感が高い。味わいの広がり感は香りに比べると少し寂しいが、Frapin 独特のちょっと変わった味わいもあり、個人的には評価の高い1本となった。


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2007年08月18日

Ragnaud Sabourin Florilege

お盆休みも関係ない非常に多忙な日々、あまりに疲れてきたので、幸せ感を求め久しぶりにエレヴァージュ。

お店自体は休み明けということでほぼ満員。
で、何やら新しいものがあるということで挑戦(?)されたのが、Raymond Ragnaud Tres Vieille 1952(レイモンラニョー トレヴィエイユ1952)。

Raymond Ragnaud はグランドシャンパーニュのシングルヴィンヤードコニャックの作り手として有名。以前は Vieille Reserve を飲んだが、ちょっとさびしい感じだった。こちらも基本的には同傾向。香りは立派なんだが、味わいが今一つ。

そこで、定番の Jean Fillioux Reserve Familiale。やはり強烈、あまりに幸せ感が高い。香りといい味わいといい、そのバランス感といい別格である。

その後 PLANAT XO を飲んでいるとまたまた挑戦された。
今度は Ragnaud Sabourin Florilege(ラニョーサブラン フロリレージュ)。
これまたグランドシャンパーニュのシングルヴィンヤードコニャック。しかも普通はユニブラン(サンテミリオン・デ・シャラント)という葡萄のみで作るが、こいつは40%フォルブランシュ種が混ざっているという。

熟成は45年、度数も46%と高め。例によって香りはなかなかいい感じ。あまり期待せずに口に含むと結構広がる。どうやらこの手のグランドシャンパーニュシングルヴィンヤードものは熟成に非常に長い期間がかかるようだ。30年程度ではまだまだということなのだろう。

そういうわけで Ragnaud Sabourin Florilege は割といい感じだった。
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2007年08月14日

Camus Carafe Baccarat

これまたヤフオク。というか、この手の物はとてもじゃないが、まともに買う気はしない。バカラボトルは Jubilee に続いて2本目。

Camus Carafe Baccarat(カミュ バカラ カラフェ)

基本的にはXO以上のブレンドと言う事になっている。また葡萄はグランドシャンパーニュ、ボルドリのブレンド。熟成年数は不明。

1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆

中身は Jubilee と一緒だろうと思ったら(そう言えば評価を書かないまま飲みきって久しい…)結構違う。というか、こちらが正統派の辛口カミュと言える。ちょっと樽香が強めで、葡萄の香りは乏しい。また、ボルドリと言ってもマーテルのような華やかな力強さは無い。
しかし、バカラのボトルは重厚で美しく、豊かさを味わえる。(味に関係ないが)
値段が高いだけに評価は厳しいものになってしまった。

camus_carafe.jpg
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2007年06月12日

Hennessy 1972

渋谷で会合があり、終了後かねてから気になっていたバーAdonisへ。

例によってあまり期待せず、お勧めコニャックを聞くと、なにやら「グランドシャンパーニュものです」という意味不明(失礼!)なコメントとともに出されたボトルがHennessy 1972

1972?ヴィンテージ?ってことはアーリーランデッド?
アーリーランデッドとは、フランスで樽詰めされたものをそのままイギリスに運び、主にテムズ川ほとりの倉庫で熟成させたもの。
単一年産である事からブレンドの妙味などはない。

で、これは1972年葡萄収穫、1973年樽詰め→イギリスで熟成、1999年瓶詰めというもの。基本的には25年熟成相当ということ。

見た目の色も薄く、多少ためらったが、他に選択肢もないのでいただいてみた。

ところが、解き放たれる芳香、力強い味わいともになかなか。

Hennessy 1972
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆

といわけで、かなり高い評価に。特に樽香の乗ったトップノートは極めて高いレベル。アーリーランデッドものというかイギリス向けのものは概して端麗・辛口な感があり、個人的にはあまり好きではないが、こいつは、しっかりした深みや余韻も気持ちよく、アーリーランデッドものの概念を変えさせられた逸品。
posted by つぅ at 23:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

DAVIDOFF Extra

これまたヤフオクでゲット。
DAVIDOFF(ダビドフ)といえばシガーの名門。ちょっと検索してみても素性がよくわからない。
DAVIDOFF Extra

上記を見ると、40年ものの原酒ブレンドとなっている。

1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆

一言で言うと非常に甘い。ただ、Otard, Hennessy のような甘さではなく、ジャムのような濃厚な甘さ。甘い味わいながらも結構ピリッとしたきつさもある。また独特なハーブ感というか、葡萄ではない香りがほのかに漂う。色もかなり濃い目。

葉巻とともにたしなむためならではの方向性なのだろうか?
ちょっと飲み手を選ぶタイプといえる。

davidoff.jpg
posted by つぅ at 23:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

Louis XIII

ちょっとイラストの打ち合わせで、ワインが好きと言う事からエレバージュへ。
私はシャンパーニュの後、Jean Fillioux Reserve Familiale, Paul Giraud Tres Rare

その後、喫煙者と言うこともあり、シガーも吸える NE PLUS ULTRA へ。
ブランデー側の席だったのでボトルを見てると、燦然と輝くRemy Martin Louis XIII(レミーマルタン ルイ13世)のボトルに目が止まる。ハーフでもいただけるという事で、Hennessy Paradis(ヘネシー パラディ)とともにいただく。

んー、やはり予想通り。Remy Martin は格が上がるほど、滑らかになるが、X.O.→Extra をさらに延長した感覚で、どうしても寂しさは拭い去れない。よく言えば上品だが、個人的にはどうしても溢れんばかりの広がり感を期待してしまうため、評価的には低くならざるを得ない。点数化しても先日の Extra と同様。

先日はなかった Jean Fillioux, それも Reserve Familiale が入荷されていたので、最後に口直し。やはりこれは格を超えた素晴らしさがある。

posted by つぅ at 17:51| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

OTARD XO

甘めのコニャックが好きと言うこともあり、以前からバーでは飲んでいたOTARD XO(オタール XO)。グランドシャンパーニュ、プティットシャンパーニュ、ボルドリ産葡萄のブレンド、35年熟成で、このクラスのコニャックとしては非常にお手頃価格。

OTARD XO
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆

やや甘い香り、ふくよかに広がる芳香はこれぞコニャックの王道と言える。残り香にやや寂しさがあるのと、若干刺激が強いところはあるが、幸せ感は十分高いレベルにある。

otard.jpg
posted by つぅ at 01:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月25日

Martell Silver Jubilee

例によって飲み会の後のバーめぐり。
いろいろ悩んだが、六本木の Ne Plus Ultra へ。
オーナーの古田さんは、コニャック地方の25箇所(だったかな)を回ってきたんだそうな。
そんな中でまたまたマイナーものを見つけてきたとかで、出されたのが Martell Silver Jubilee(マーテル シルバージュビリー)。ラベルには1952−1977とあるので、1952年からの25年熟成もの。

香りはさすが、力強さと上品さのバランスが見事。味わいは、うーん、残念。少し広がり感が寂しい。開栓直後だったからかも。
しばらくしてから再挑戦か。
posted by つぅ at 12:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

Martell XO Supreme

結構前に買ってずいぶん飲んでしまったが、まだ書いてなかった Martell XO Supreme(マーテル XOシュープリーム)。

個人的にボルドリ香溢れる Martell は結構好きであるが、こいつはちょっと樽香が強すぎる気がする。樽材はトロンセオークだが、確か内側を強く焦がしているんだったような。というかこげた香り感が強い。
格的には Cordon Bleu より上であるが、香り・味わいとも少し寂しい感は否めない。

Martell XO Supreme
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
ボルドリの力強さはしっかり感じさせてくれつつも、樽内の焦げからくると思しき香りがやや強く、純粋に葡萄の香りを楽しめない。素性はいいのだから、非常に惜しい気がする。

martellxo.jpg
posted by つぅ at 22:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

シングルヴィンヤードコニャック飲み比べ

ブログ更新をサボってはいるが、ちゃんと活動もしてるので、遅ればせながら記録。
Peyrat Associés の5地域シングルヴィンヤードコニャック(単一畑産コニャッ ク)セットをヤフオクでゲットしたので、コニャック振興会で試飲会。

この 中

Le Chaigne - Grande Champagne(ルシェーニュ)
Logis de Beaulieu - Petite Champagne(ロジドボリゥ)
L'Hermitage - Borderies(レルミタージュ)
Chateau De Triac - Fins Bois(シャトードトリアック)
Domaine des Forges - Bons Bois(ドメーヌデフォルジュ)

5本である。

一品一品の評価は略。しかし基本的に Le Chaigne, Domaine des Forges, L'Hermitage は、それぞれしっかり個性を持ち、そこそこ評価が結構高かった。
今までの総合評価結果と照らし合わせると総合で☆☆☆という感じである。

Logis de Beaulieu, Chateau De Triac もそれほど悪いわけではないが、香りや 個性が乏しく、積極的に飲みたいと思わせるものがないという感じ。

Peyrat Associés は、結構いい作り手だと感じた。


peyra.jpg
posted by つぅ at 22:43| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

Lheraud Cuvee 20

先日の Lheraud Cuvée 10 同様ヤフオクで落としたレロー家のプティットシャンパーニュシングルヴィンヤードコニャックの20年もの

一般にプティットシャンパーニュ畑産のコニャックはグランドシャンパーニュ畑産のものに比べ、繊細さや香りの点で劣るとされているが、このレロー家のコニャックはなかなかどうして、すばらしい芳香を放っている。
ただでさえ熟成の早いプティットシャンパーニュの20年物ということで、かなりの熟成感があり、グラスの残り香もすばらしい。

Lheraud Cuvée 20
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
名前が示す通り、Cuvée 10の熟成を進め、やわらかくかつ香り豊かに仕上げた感じ。軽やかな楽しさを持ちながらもしっかりとした香り、味わいのある銘酒と言える。

lheraud20.jpg
posted by つぅ at 01:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

Jean Fillioux Reserve Familiale

はばかりながら、誕生日を迎え標記のプレゼント。
評価は以前の通りだし、先日の広報部長のもあるので省略。

いや、正確に言うと、開けたてよりもう少したってからのほうが、さらに開花が進む感じがする。
しかし開栓直後でこの幸せ感はさすが。

とか言って写真を撮っているうちに3時間程たち、とんでもない芳香を放ち始めた。
ほんの僅かな琥珀色の液体から広がる香りはどこまでも深く、あくまで優しい葡萄の味わいも、含んだ口から簡単には消えない。その幸せ感を言葉で表す事は到底不可能。ただその奥深さに身を委ねるのみ。
このところ様々なコニャックを試してきたが、総合力でこれを越えるものにはまだ出会えてない。
いやはや、スゴいコニャックがあったものだ。

どんな人にも文句なく勧められる逸品である。

jfrf.jpg
posted by つぅ at 23:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

Bisquit Fleur

これまたヤフオクで珍しかった&安かったので落としたもの。
飲んだ感じはVSOPクラスか?少し香りが乏しい代わりに甘さがある。

Bisquit Fleur
1.飲む前の香り
☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
XOクラスと比較してしまうのは忍びない感もある。少々甘さ(カラメル?)を感じるもののそれなりに楽しめる。香りもそこそこ広がり、まずまずと言ったところ。

bisquit.jpg
posted by つぅ at 23:10| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

天国

10月18日
コニャック振興会の招集がかかりました。
場所は、つう様お気に入り「エレバージュ」。

ゆんは、コニャックに関してまだまだ全てに浅い。
HENNESSY・CAMUS・REMYMARTIN...聞いたことがあるコニャックの
味さえも知らない。

しかし、これこそ「至福の瞬間」と言うべき時間にふさわしいコニャックに出会った夜。

天国を目の前に見たような気さえします。

★『Jean Fillioux Reserve Familiale』
絶句です。

体中に巻きつくような芳醇な香り
すーっと体中の隅々まで染み渡る、神秘的な味わい。
優しさと強さ、しかし謙虚さも含みつつ、
何者をも拒まない、そして何からも決して揺るがない...
ただある..そこにある...
これが素直な感情でした。

★『Jean Fillioux Tres Vieux』
Reserve Familiale のワンランク下のコニャックですが、
“ワンランク下”などと言うのも大変失礼な言葉。

「完全」なる香りと味わい。
果たして「完全なる香りと味わいというのはあるのだろうか...」と、
自問してしまうくらい整っている。
透き通ったモノに対して私はどう振舞うべきか..


★『Tres Vieille Reserve de Lafite Rothshild』
100年の時を経ているのにも関わらず、力強い香りに圧倒される。
太い芯が通った「男」という感じを受けました。
そんな力強い香りと味わいでもグラスに広がる残り香は、
とても甘美。
その「男」はきちんと優しさも兼ね備えていた...


★『MAXIME TRIJOL』
一瞬にして鼻腔を突き抜ける鋭い香り。
スパイシーでありながらも、後に残るのは確かな甘さ。
味わいはとても爽快で軽快。
そのギャップに唖然とするけれども、そのギャップ感が癖になりそう。


★『Otard Extra』
上品。この一言に尽きます。
香りも味わいも決して危険ではなく、穏やかであり続けている。
褐色の水をボトル越しに見ると、そこに移るのは静かな時の流れ..


・・・と、今回のコニャック振興会でゆんが頼んだコニャックのついて
素直な感想を述べてみました。

自分なりの表現方法が少しずつできるようになったかな...

上記の他に
つう様、まっき-様が飲まれたコニャックのテイスティングもしています。
約17のコニャックを表現するには、もう少し時間がかかりそうです(笑)

つう様、まっき-様助けて〜!!(+∀+)ノ..キュウ

まだまだ未熟者です。










posted by 長月 at 19:39| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

Lheraud Cuvee 10

最近ヤフオクでちょっと珍しげなコニャックが出てるとつい落としてしまう。
そんな中の1本。レロー家はラニョー・サブラン、レイモン・ラニョー家と並んで品質の高いシングルヴィンヤードコニャックの作り手とされている。Cuvée 10 はプティットシャンパーニュ産10年以上熟成の原酒ブレンド。ラニョー両家のような個性はないが、繊細な華やかさがあり静かに楽しめる。

Lheraud Cuvée 10
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
☆の数が示す通り、可もなく不可もないという感じ。溢れるような芳香はないが、決して寂しい訳ではない。味わいに微妙なきらびやかさがあるが、若々しさとは違う。そうは言いながらトゲのない軽やかさが、十分楽しい気持ちにさせてくれる。

lheraud.jpg
posted by つぅ at 01:10| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

Daniel Bouju Tres Vieux Brut de Fut 他

結構紹興酒を飲んだ後ではあったが、なんとか脳裏に刻み込んできたので評価を。


Daniel Bouju Tres Vieux Brut de Fut

1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆

ダニエルブージュはブリュットドフーロワイヤルアンペルールXOに続いて3種類目。特徴的なスパイシー香ではじまり、カスクの強度が続くが、ロワイヤルが好きになってしまった舌には心地よく感じられる。XOより深みはあるが、ロワイヤルほどではない。また期待したほど練れ感もない。XO同様、狂信的にこだわった結果というものがどうも感じられない。



Otard XO

1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆

トップノートで思わず笑みのこぼれる、実に優等生的なグランドシャンパーニュXOの王道をいく、素直な香りと味わい。
際立った特徴が感じられないのは、ダニエルブージュの後だからという理由だけではなかろう。とは言え、しっかりとした熟成、まろやかな味わいは、確実に幸せをもたらしてくれる。
posted by つぅ at 00:18| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

Jean Fillioux Napoleon 他

ということで、久々の評価


Jean Fillioux Napoleon
1.飲む前の香り
☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
ジャンフィユー家はヘネシー創業当初から同社のブレンダーを担う名家。どのクラスのものも非常にコストパフォーマンスが高い。ナポレオンは10年クラスだが、広がる香りはさすがジャンフィユー、上位のセプドール、トレヴューの流れをしっかり受け継いでいる。残り香がやや寂しいがこのクラスとしては十分。


HINE Extra
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
トップノートに独特な香り。リムーザンの樽香かと思えばハインはトロンセのオーク100%だそうな。その割に口に含んだ味わい、グラスの残り香ともレミーのような感じ。深さは少ないが多少辛口でニュートラル。


Remy Martin New Extra
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆
レミーマルタンの50年もの。同社はとにかくブレンドに使う原酒の数がやたら多く、2〜3000と言われる。これまたハインと同じようにニュートラルな味わい。古いだけに熟成香を尊重するためかレミーにしてはカラメルの使用量が少なく感じられ、それが味わいの軽さとして現れている。ヘネシーなどの重厚なタイプと好みが分かれるところ。


Martell Cordon Bleu
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に残る余韻
☆☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5.総合(幸せ度)
☆☆☆☆
俗にスミレの香りと例えられるが、個人的にはよくわからない。しかし、広がる芳香、味わい、残り香のどれをとってもグランドシャンパーニュにはないボルドリの力強さを持ちつつ、しっかりとした優しさも備えた名品。




posted by つぅ at 00:25| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

3次会でエレバージュ

昨日、会社の秘書(本会の広報部長ともいう)の歓迎会&有限会社→株式会社変更記念会が青山炙屋であり、いろいろ焼酎を飲んだ。
で、2次会に西麻布、はねたのが1時過ぎ。となると最後にエレバージュによらざるを得ない。

「2時までなのでいいですよ」とのお言葉に甘えて飲んだのが、

Nuits Saint George 1997 Henri Jayer(ニュイサンジョルジュ1997 アンリ・ジャイエ、ブルゴーニュ赤ワイン、少し余っていたのを味見させてくれた)
Frapin Napoleon(フラパン ナポレオン、結構飲んできたので軽めなやつを)
Paul Giraud Heritage(ポールジロー エリタージュ、やはり深めのヤツということで50年熟成)

最後にもう1杯スゴイヤツを飲んだ気がしたが忘れてしまった。
このときもあまり正確な評価が出来ないので省略。でも幸せな気分で帰ったことは確か。
posted by つぅ at 23:23| 東京 | Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

2次会でエレバージュ

昨日とあるイベントが新宿であって、その後懇親会。
それはそれで楽しかったが、どうにもこうにもコニャックが飲みたくなり、2次会は皆さんと別れ西麻布に向かう。
もちろん行き先はエレバージュ。先客はカップルの2人だけ。

まずは、Exshaw Grande Chanpagne 1973。いい香りにニヤついていると、カップルたちからなにやら興味深げなオーラが。着物で行ったこともあるだろうが、やはりコニャックを飲んでるのが珍しげ。

そんなこんなで、コニャック節を結構語ってしまった。向こうのカップルは女性がブルゴーニュワインにかなりハマっているご様子。
なにやら、「人間になりたいけどなりきれなかった悪魔」とコメントされた開栓仕立ての COLTON 1985 なるワインを勢いで私も。
うーん、残念ながらよくわからない…

気を取り直して、Pierre Croizet XO、Martell XO Supreme といって、最後に原点、Jean Fillioux CEP D'OR。大変幸せなときを過ごしつつ、幸せの押し売りまでしてしまった…
すいません>お二人さん(もしここを見るようなことがあれば)
代わりに「神の雫」なるマンガを薦められた。


Exshaw Grande Champagne 1973(エクショー グランドシャンパーニュ1973、前回薦められたアーリーランデッド)
COLTON 1985 - Domaine Senard D. - Le Clos du Roi(コルトン1985 ドメーヌセナールダニエル ル・クロデュロワ、悪魔のような?ブルゴーニュの赤)
Pierre Croizet XO(ピエールクロワゼ XO、オタールに買収)
Martell XO Supreme(マーテル XOシュープリーム、マーテル好きなので)
Jean Fillioux CEP D'OR(ジャンフィユー セプドール、いろいろ飲んだので原点に)
posted by つぅ at 12:38| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

初・幸せ感。

P1000213.jpg9月11日。

場所は、麻布十番の静かな路地裏にふさわしい「Maeda bar」。

まっきーさんとつうさんが、ゆんのコニャック振興会の歓迎会を
行ってくれました!!

早速。
初めに出してくれたコニャックは「PAUL GIRAUD Vielle Reserave」。
つうさんよりいただいた「Jean Fillioux CEP D'OR」の味しか知らない
ゆんの反応はというと「うぅ〜〜ん」。

「CEP’DOR」の甘い香りが印象に残っているせいか、
「PAUL GIRAUD Vieille Reserve」は強い香りと、鼻に抜けていく感覚が鋭い感じがしました。

まっきーさんお薦めの1品です。

一方では、
産地違いのコニャックの飲み比べを始めます。
「グランシャンパーニュ」…香りは微細。熟成に時間を要する。
「プティットシャンパーニュ」…熟成はやや早め。グランシャンパーニュを少し
               軽めにした感じ
「ボルドリ」…豊なこく。熟成は早い。
「ファンボア」…フレッシュさに富む。

4つを配合して、強い感じとやわらかい感じのコニャックができました。

ゆんは甘くて軽い感じの「ファンボア」と、甘さはある中でも鋭さを感じる「プティットシャンパーニュ」が好きだなぁ‥なんて、
ゆるい感想なんていらぬとばかり、2人のコニャックの情熱話と、白熱するコニャック持論はどこまでも加速していきます。

そんな中、ゆんは二杯目の「KELT XO Tour du Monde」の甘い香りの虜となっていました。
大好物のチーズをお供に。

口の中にほんわかと香りが広がっていく感覚がたまりません。
飲み終わったグラスに、なぜなおも甘い香りが残るんでしょう‥

「PAUL GIRAUD Vieille Reserve」「Jean Fillioux CEP D'OR」
そして「KELT XO Tour du Monde」…3つのコニャックの味を覚えたっ!!
…と、ちょっと嬉しい夜でありました。

いつしか、まっきーさんとつうさんの話についていける日もそう遠くはない
…かもと、独り言。

あぁ…幸せ。
バーを後にし、ビルが囲った空を見上げて出た言葉です。

素敵な夜でした。








posted by 長月 at 20:47| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする