繊細な Grande Champagne、力強い Borderie に挟まれて影が薄い。基本的には、Grande Champagne と似た繊細さを特徴としているものの、やや香りが寂しくなる代わりに熟成が Grande Champagne よりやや速い。面積が少し広く葡萄収穫量もそこそこあることから、Grande Champagne 原酒とブレンドして使われることが多い。特に Grande Champagne, Petite Champagne のみからなり、Grande Champagne が50%以上のものは Fine Champagne(フィーヌシャンパーニュ)と名乗ることが許されている。
そんな中、Petite Champagne 100%のコニャックを生産している農家も少なからずある。上記のように熟成が速いことから、中間的なグレード(熟成年数)のものは、場合によって Grande Champagne よりも熟成感が味わえるコニャックが作れたりする。先日の Brillet や Lheraud などは、非常に良質なものを作っている。