2007年12月30日

コニャックと畑(cru:クリュ)

またまたコニャック薀蓄シリーズ。
コニャックがフランス・コニャック地方の葡萄から作られるのは前にも書いたとおり。

そのコニャック地方でも土壌の違いによって6つの地域に分けられる。

・Grande Champagne(グランドシャンパ−ニュ)
・Petite Champagne(プティットシャンパーニュ)
・Borderie(ボルドリ)
・Fins Bois(ファンボア)
・Bons Bois(ボンボア)
・Biis Ordinaire(ボアゾルディネール)

基本的には上から高品質順とされている。中でも重要なのは上位の3つ。
特に上位2地域の葡萄のみを使い、しかも Grande Champagne 産の葡萄が半分以上であるものは、Fine Champagne(フィーヌシャンパーニュ)と名乗る(ラベルに記載する)ことが出来る。
ちなみにスパークリングワインの Champagne(シャンパ−ニュ)とは関係ない。


posted by つぅ at 21:18| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コニャックの生産地域は、ブランドより重視されていますよね。CAMUSのように、大メーカーはボルドリでも売れるんでしょうけど。小さな名も聞いたことのない会社は、プチットやグランドやフィン、こういうのを前に出してきます。

ウィスキーは基本的に麦の生産地は問題にせず、醸造所とブレンド具合だけですよね。コニャックは、ブドウの生産地でそんなに変るんですか?グランドが最上級なんですか?

もしそうなら、グランドのXO級をいくつか持ってますので、くらべてみなけりゃ。
Posted by gkrsnama at 2015年07月27日 23:28
gkrsnamaさん、こんにちは、ブログ主です。
こんな古いところ見つけていただいてありがとうございます。

さて、ウィスキーが麦の生産地を気にしないのはほとんど味/香りにインパクトを与えないからでしょう。

一方コニャックはワイン同様ブドウの素性でかなり左右されます。
小さい会社(農家)は当然自分の畑のブドウだけで作り出荷しますが、多くはヘネシー等のブレンド用になってしまいます。

ただグランドシャンパーニュだから何でも最高というわけでもありません。
とは言えXOクラスはどれも逸品揃いです。是非感想を聞かせてください。

Posted by つぅ at 2015年07月28日 11:11
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