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コニャックの販売量 5ヶ月連続で増加(コニャック事務局)
Les statistiques Cognac(BNIC)
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3月のコニャックの販売量は、前年同月に対し32.4%増加した。対前年比が増加
するのは、3月で5ヶ月連続となり、欧州、アメリカ大陸(アメリカ、カナダ、
メキシコ)、極東(日本、中国、東南アジア)のいずれの地域向けも増加した。
2009年4月から10年3月までの12ヶ月の合計は、381,110hl(純粋アルコール換算)
で、前年に対し3.1%減となった。アメリカ大陸向けは132,357hl(同)で、対前
年0.2%減とほぼ安定していた。欧州向けは同119,383hlで12.9%減。一方、極東
向けは115,240hlで3.3%増加した。その他の国向けも、14,130hlで17.9%増加し
た。(BNIC Statistique、4/14)
-----ここまで
2009年度の世界販売量が減っているのは致し方の無いところ。
世界経済が落ち込んだ割に3.1%減は立派な数字といえる。
2010年3月が2009年3月より多いのも頷けるが、前年比32.4%増は先の年間落ち込みからするとこれまた立派な数字。
また、2009年度極東で増えているのは、もちろん日本ではなく中国だろう。
少なくとも、コニャックの販売量が年々減少というよりもずっとめでたいニュースであるのは確か。
ただ邪推かもしれないが売れているのは、Hennessy XO, Remy Martin VSOP あたりなのだろう。
ま、これらはこれらでおいしくはあるのでいいことではあるが、小農家のシングルコニャックも脚光を浴びてほしいものである。

