2010年03月25日

Remy Martin subZERO

これはコニャックの銘柄ではなく、飲み方。
なにやらRemy Martin VSOPのボトルに付いて来た小さな紙に書いてあった。




「フリーザーで冷やして飲む。
 レミーマルタンVSOPの新しい飲み方です。」
だそうな。
本家にも載っている
http://www.remy.com/the-aromatic-heart-of-cognac/how-to-drink-remy-martin.php

一般的には、常温で立ち昇る香りを楽しむものとされているコニャック。
冷やせばそれだけ香りの立ちが悪くなる。

なので、それってどうよ?と思いながらも試してみる事に。
それ用にとボトルに付いて来た小さなグラスに入れて冷やしてみた。

ちょっと温度が低かったのか、シャーベット状に固まってしまった。
つまんで「食べて」みると、予想通り香りは乏しい。
逆にアルコール感は薄れる。
なので、デザート等にはいいのかも。

で、これを室温に放置して溶かしてみると、確かにスッキリ。
意外と侮れない。

コニャックでハイボールと同様、飲み口も軽く、クイクイいける感じ。
風呂上りにも爽やか。
もちろん、香りの立ちは弱くなるが、これはこれでありかも



posted by つぅ at 21:31| 東京 🌁| Comment(11) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょうどレミーのVSOPを買ったところなのでタイムリーな記事でした。まだ試してみていませんが、冷やして飲んでみようと思います。
ところで、つぅさんの記事に見当たらないクルボアジェはどんなものでしょうか? 個人的意見ではルージュでは失敗。Frapinの良さが目立ちすぎています。(^^; そして本日クルボアジェのナポレオンで再戦。価格はマーテルVSOPとどっこいなお値段なので同クラスなら満足といったところです。よいものをご紹介下さるのも嬉しいのですが、手に入りやすいものについてもご紹介くださると助かります。^^
Posted by Angeliqua at 2010年04月09日 18:34
Angeliquaさん
sub Zero は、凍らない程度にしっかり冷やして、寝酒と言うより風呂上りなどに飲むと爽やかです。
クルボアジェが少ないのは、実はあまり好きではないからです。
もちろん、4〜5種類飲んではいますが、ここで取り上げたのは唯一XOだけですね
http://cognacfan.com/article/22995646.html

メジャーな割に載ってないものは、はっきり言えば評価の低いものなのです。
嗜好品なので、あまり悪口は書きたくないという所からです。

ただ、「好みの問題」と前置きしてでも書いた方がいいかもしれませんね。
Posted by つぅ at 2010年04月09日 18:59
コメントありがとうございます。
やはり、クルボアジェはお好みではないようですね。また、XOに関してはボルドリが入っているというのは初耳です。Fine ChampagneはGrand 50% over+Petite Champagneのみのブレンドだと思っていたのですが、そうでもないのですね。ただ、Frapinのコストパフォーマンスを一度体験してしまうとどうしても見劣り感がしてしまいました。今後の常飲は殆どFrapin、Martellばかりになりそうです。
Posted by Angeliqua at 2010年04月11日 15:29
Angeliquaさん
クルボアジェXOは Fine Champagne ではありません
http://www.courvoisier.com/en/300_marque.asp#4

Frapin VSOP は入門から飲み慣れた人まで、あらゆる層に安心してお勧めできますね


Posted by つぅ at 2010年04月11日 17:11
 失礼しました、XOに関してはフィーヌ・シャンパーニュ+ボルドリという感じと見てよいのでしょうか? ナポレオンについてはしっかりとフィーヌ・シャンパーニュと書かれていたのですっかりそう思い込んでいました。
Posted by Angeliqua at 2010年04月13日 07:37
急に思い出したことがあり、久々にコメントさせていただきます。
70年代後半にあったという「Fine Champagne 戦争」について詳細がわかりませんでしょうか?
これについてはニコラス・フェイス著「コニャック」に記述があるのですが、翻訳の不備のせいか、意味がわからないところがあるのです。
ヘネシー、マーテル、クルボアジェの3社が
Fine Champagne 表示の廃止を決定。
レミー・マルタンがこれに抗議して輸出業者組合を脱退して新組合を設立。
BNICの会長がレミー・マルタンと同調者に批判的なコメントを発言。
これに抗議してGrande、Petite Champagneの栽培業者3750人が栽培業者組合を脱退。
大騒ぎだったようなのですが、結局ヘネシーらもFine Champagne表示の廃止を撤回して休戦したらしいのです。
でも組合なんかはその後どうなったんでしょうね?そういえば、マーテルもVSOPだけはも70年代はじめぐらいにはFine Champagneの表示がありました。
ヘネシーもそのころBras`d Or からGrande Fine Champagneの表示がなくなったようです。

Petite Champagne地
Posted by 海老沢 at 2010年04月13日 13:51
海老沢さん、こんにちは
私が薀蓄で海老沢さんに勝てるはずないです(笑
もちろん、ニコラス・フェイスの原本も持ってないし。

ただ、BNICのページにも Fine Champagne の説明は載っているので、今でも公式なんじゃないでしょうか。

ちなみに Hennessy V.S.O.P. Fine Champagne なるものがあって、これはまずまずの味わいです(海老沢さんには関係ないかもしれませんが)

http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/0b89afee.2b17ee80.0b89afef.ecb4720f/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fkawasakigroup%2f693_2%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fkawasakigroup%2fi%2f10001963%2f
Posted by つぅ at 2010年04月13日 17:47
早速のご返事ありがとうございます。
急に思いついて書き込んだら誤字がいくつかまじってしまいました。
ちょっとしつこいですが強引に話題を引っ張らせていただきます。
6ヶ所の産地のなかでGrande半分以上の両Champagne地区のみのブレンドに特別の表示をあたえるというのは、それ以外の産地を含む物よりすぐれている、というニュアンスがありますよね。
産地の表示が公式になったのは1936年らしいのですが表示は1850年ごろにはあったようです。
例の騒動について推測すると・・Champagne地区以外をブレンドした物だからといって品質が劣っているわけではない、とする考えから始まったようで。
マーテルなどはBorderies産を重視してますし、BNICにも賛成意見があって、Fine Champagne表示については廃止(禁止?)しようとしたのではないのでしょうか。
そこでFine Champagneをアピールポイントとしているレミー・マルタンと両Champagne地区の栽培業者が強く反発して大騒動になって、表示の廃止はとりやめになったのでしょう。
ヘネシーは60年代?のVSOPにFine Champagne表示の物を見たことがあり、70年代なかばは表示がなく、79年ごろ表示のある製品になって現在にいたりますが、日本以外では表示のない別のVSOPがもっぱら流通しているようです。
ところで、Fine Bois産のみの製品をアピールポイントとしているレオポルド・グルメルLeopold Gourmelという銘柄の創業者オリバー・ブラン氏が昨年来日して語ったことで、
・・シャンパーニュ地区の石灰質層はせいぜい2〜5mほどしかない。ファン・ボア地区の一画だけはジュラ紀に造られた地層の裂け目があり、根が30mも地中に伸びる。コニャックでは一般にアルコール分が7〜9度にしかならないのに、ここの葡萄は10・5〜14まで上がり、肉厚で凝縮したワインとなる・・
とありました。
Posted by 海老沢 at 2010年04月13日 21:42
海老沢さん
確かにHennessy VSOP Fine Champagne は LA COGNATHEQUE のラインナップにないですね
http://cognatheque.com/boutique/recherche_marque.php?idfamille=1&marque=Hennessy&langue=2

Leopold Gourmel は5種類程飲んでますが、どれも寂しい感が否めません。
ワインの度数が高いことは、同じ量の蒸留酒を作るために必要な葡萄の量が少なくなるため、凝縮感は下がることになっています。
なので、それは自慢にならないような…
Posted by つぅ at 2010年04月13日 22:51
またまたしつこいですが話題を・・ほかに聞いてくれる人もいないんで。
レオポルド・グルメルは熟成・ブレンドも独特な方法でおこなうようです。
リムザン産は使わずトロンセやアリエのオークをトーストせず使用。
通常は高アルコールの原酒に少しずつ加水して度数を下げるところ、それでは香りは石鹸化しやすく、逆に高アルコールを低アルコールに少しずつ加えるとエステル化現象により豊かなアロマが生成されると言います。
67〜68%の同じ年の原酒を加水で25%と55%の二つのロットに分け、長い年月をかけ少しずつ25%のものに55%のものをつぎ足し熟成させると言います。
デラマンのペール&ドライは加水して15%にしたものを少しずつ53%の原酒に加えて40%にするとのことなのでまったく逆ですね。
またグルメルは違う年のブレンドは一切せず、単一収穫年で製品化、カラメル・シロップ・ボワゼ(オークチップ)は使用せず、冷却濾過もしないとのこと。
ヘネシーXOは一説によれば10年から70年の百種類以上のブレンドによるといいます。
産地・熟成の複雑なブレンドで複雑な味わいがコンセプトなのでしょうか。
グルメルのブラン氏が語る理想のコニャックは、ピュアでナチュラル、真っ直ぐでクリーン、スッキリとしていて、バランスのとれた味わいが口の中でひろがる・・ものだそうです。
私にはわかるようでわからないコメントですが。
Posted by 海老沢 at 2010年04月14日 00:18
海老沢さん
レオポルドは何やら随分こだわりがあるようですが、最終製品にそれが生きてない気がします。
ヘネシーが大量にブレンドするのは、生産量が多いので味わいを一定に保つためにいたしかたない気がします。
レミーもそうですね。
これらは、味わいが複雑になると言うよりも、個性がぼけると言う感じがしてます
Posted by つぅ at 2010年04月14日 00:44
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