2009年12月31日

お勧めコニャック2009 まとめ

いよいよ2009年も残りわずか。
本ブログもありがたいことに結構アクセスいただいている。

どんなところが多く見られているかと調べると「お勧め」カテゴリが圧倒的に多い。

そこで、すでにリンク切れもあるのでこれをアップデート。
時期的に2010のほうがいいかもと思ったのだが、来年検索からきて古い、となるより、今年の総まとめと言う意味も込めて2009。
ただ、全体的には高値傾向なうえ、種類も減ってしまった。
その代わり、超お勧めばかり。


¥2,000〜¥3,000


Frapin V.S.O.P.(フラパン VSOP)

左のアフィリエイトにもトップに載せているコストパフォーマンス抜群の1本。
コニャック地方の古くからの名門フラパン家による、Grande Champagne のみからなるVSOP。
その若い格付けからは想像出来ない、しっかりした香りと熟成感は、並みいる他の格上コニャックを軽く凌駕するものがある。
基本はスッキリで、軽やかな甘口、非常に幸せ感が高い。


OTARD VSOP は安いところでも2,498円となってしまった。たった500円の違いなら断然 Frapin VSOP がお勧めなので除外
※Remy Martin VSOP, Martell VSOP は安いところでも 3,000円を越えてしまった


¥3,000〜¥5,000


Jean Fillioux COQ D'Or(ジャンフィユー コックドール)

名門ジャンフィユーの廉価版。数年前までは下の価格帯だったが、ユーロ高でこの価格帯に。今度は円高で下がってほしいが今ひとつ下がりきれない。
とはいえ、Grande Champagne の特徴もしっかり持った軽やかでシャープな味わい。


¥5,000〜¥8000


Jean Fillioux Tres Vieux(ジャンフィユー トレヴュー)


これまたユーロ高で随分高くなってしまった。円高で少しは下がって来たもののまだ7,000円程度とちょっと高い。
しかし、熟成20〜25年の Grande Champagne をしっかり味わえる。決して重すぎないが、しっかりとした深い味わいと、ふわーっと広がる芳香が幸せの境地に誘ってくれる。



Domaine Frapin Vieille Grand Champagne(ドメーヌフラパン ヴィエイユグランドシャンパーニュ)


フラパンの中間クラス。これまた微妙に高い感もあるが、このクラスとしては香り、味わいのバランスも高く、お勧めできる。


¥8,000〜


Jean Fillioux Reserve Familiale(ジャンフィユー レゼルブファミリアル)


このブログでも絶賛の1本。その圧倒的な芳香と深い味わいは他の追随を許さない。
なぜ、他のコニャックメーカーはこれを真似しないのかと思ったものだが、真似しようにも真似の出来ない高次元の作品だと気付いた。
グラスに注いだ瞬間から周囲にやわらかい香りを広げ、飲み終えたグラスでさえしばらく芳香を放ち続ける。
一口含むとこれまた口の中にも幸せ感が広がる。
誰にでも自信をもってお勧めできる。


posted by つぅ at 00:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | お勧め銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

トゥール・ダルジャン競売、1788年コニャックが2万5000ユーロ

鴨料理で有名なパリの一つ星レストラン「La Tour d'Argent」(すでに三ツ星ではない)で、この12/7、8に所蔵するワインのうち約4%、15,000本を在庫調整としてオークションに。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20091028-OYT8T00518.htm

この事自体は、ワイン通の間で有名だったようだが、もちろん私はまったく関心がなかった。

ところが、最高値で落札されたものがコニャックだと言う事なのでここのネタにと。

当該品は上記記事にもある落札予想価格2500〜3000ユーロの「クロ・デュ・グリフェ 1788」。
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20091210-OYT8T00493.htm

フランス革命前年の1788年、今から200年以上前ではあるが、個人的に興味があるのはボトルの古さではなく、熟成期間であるがそれは不明。
そもそも「Clos du Gryphees」で検索しても情報無し。

ただ、これが50年以上の熟成とは考えにくい。
しかも例えトゥールダルジャンのカーヴで理想的な保存状態だったとしてさえアルコール分や香りも随分飛んでいる事だろう。
単にコレクターズアイテムなのだろう。
というか、飲む訳ないか…
posted by つぅ at 23:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月09日

Hennessy(ヘネシー)のコニャック

Hennessy(ヘネシー)と言えば、コニャック界最大のメーカー。
LVMH(Moet Hennessy Louis Vitton、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの一角を担い、同社のホームページによると世界コニャック市場の41%を占めているそうな。

同社の所有する畑は600ha以上あるが、これだけではまったく足りないので、ほとんどは周辺農家からの買い上げとなっている。
ここで凄いのが、それだけの畑からの寄せ集めで、常に一定の香り、味わいをキープしている事である。
ワインなどは、畑のみならず、年や作り手によっても味が変わるというのにである。
コニャックはワインを蒸留して作るのであるから、熟成後の樽出し原酒はそれだけバラエティに富んでいる。

そこからブランド特有のコニャックを作り上げるのがブレンダーと言われる職人である。
ヘネシー家は創業当初からジャンフィユー家にブレンドを任せてきた。

ヘネシーというと、一般の人は高級酒のイメージを持っているが、ちょっと詳しい人だとやや小馬鹿にする帰来があるが、それだけの量を作りながら、毎年同じクォリティのコニャックを作り出しているブレンド技術が恐るべき技術であることに疑いを挟む余地は無い。

このブログではヴィンテージコニャックの Hennessy 1972 くらいしか取り上げていないが、メジャーなコニャックしか知らない頃は、Hennessy XO を一番気に入って飲んでいたものである。

ただ、この様なメジャーなものは、誰でも飲んでいるだろうからわざわざ評価するまでもないだろうということで取り上げていない。
とは言え、私自身、今でもあまりコニャックを置いてないバーなどに行ったときなど、上記XOをおいしく飲ませていただいている。

ちなみに、VSOPは Privilege(プリヴィレッジ)というものと、Fine Champagne(フィーヌシャンパーニュ)という2種類があり、これらはまったく別物である。

前者はいわゆる短期熟成ブレンドものであるが、後者は名前の示すとおり、Grande Champagne, Petite Champagne の原酒だけからなるすっきりと上品な味わいに仕上がっており、明らかに一般のVSOPよりは格上である。
(もちろん Frapin VSOP はさらに格上)

という言うわけで、ここで取り上げていないからと言って私がヘネシーのコニャックを嫌いな訳ではないことを書いておこう。

  
posted by つぅ at 21:02| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | テイスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする