The world's most expensive Cognac

先日のDUDOGNONを検索して目についたのが、この The world’s most expensive Cognac. Henri IV Dudognon Heritage.(アンリキャトル デュドニョンエリタージュ)
アンリキャトルは英語読みにすればヘンリー4世。
ここではもちろんフランス王アンリ4世の事。
エリタージュは、ヘリテージであり、遺産/遺跡といった意味。
上記サイトによれば、4Kgのプラチナ、金、6,500個のダイヤモンドからなるボトルに100年熟成の GRANDE CHAMPAGNE をいれたもので、3,400万ドル(約30億円)だそうな。
少なくとも私にはあまり意味のあるものではない…

DUDOGNON Vieille Reserve

先日近所の方と、その方の行きつけのバーで飲む機会があった。
コニャックを、というとまずは軽めのものから、と言って出されたのがこの DUDOGNON Vieille Reserve(デュドニョン ヴィエイユレゼルヴ)。
そもそも DUDOGNON など聞いた事も無かったし、発音もかなりややこしいが、ラベルには GRANDE CHAMPAGNE の文字が。
軽めと言われたが、しっかり GRANDE CHAMPAGNE の華やかさ、それなりの熟成を感じさせるランシオと相まって非常にすばらしい味わい。
帰って来て調べると、S.A.R.L. COGNAC DUDOGNON – CL は、1776年からある老舗のようだ。
Vieille Reserve は上記のサイトからすると20年熟成らしい。
●DUDOGNON Vieille Reserve
1.飲む前の香り
☆☆☆☆
2.口に入れたときの口腔から鼻腔に抜ける香り、味わいの広がり
☆☆☆☆
3.飲んだ後の口内に 残る余韻
☆☆☆
4.グラスの残り香
☆☆☆
5. 総合(幸せ度)
☆☆☆☆
久々の新規銘柄は、大変すばらしいものだった。まったく期待していなかったのだが、GRANDE CHAMPAGNE の名に恥じない繊細な華やかさと、しっかりした熟成感、シャープでやや甘めといったところ。
味わいは少し寂しいものの、十分幸せ度の高いものといえる。

アペリティフの日

フランス食品振興会が主催する何やらみんなもっとアペリティフ(食前酒)を楽しみましょう、とかいうイベント
もとは、フランス農水省が2004年から、世界各国で毎年6月第一木曜日を「アペリティフの日」と提唱したところからだそうな。
今年は6/3に全国で行われ、作曲・編曲家の千住明氏と女優の川島なお美氏が、2010年の親善大使として任命されたとの事。
当初はまったく興味が無かったのだが、ふと考えると「アペリティフの日」があるなら「ディジェスティフ(食後酒)の日」があってもいいんじゃなかろうかという疑問が。
「ゆとりのひととき」を求めるなら、やはり食前より食後ではなかろうか?
そういう意味では「ディジェスティフの日」設立委員会でも作って働きかけたいくらいである。
まずはフランス食品振興会あたりにメールするところからだろうか。

グラス以外のファクター

実は行きつけのバーでのコニャックが今一冴えない。
当初は実はグラスの問題だった。
勝手にリーデル・ソーヴィニョン・ブランだと思っていたのだが、若干小さいものだった。
別のバーで飲んでいた時、違うグラスに入れられ、あれ?今日は香りの立ち方が今一だな、と思ってよく見たら、少し小さめのグラスだった。(グラス自体はリーデル)
その後に上記のバーに行ったところ、やはりグラスが少し小さい。
で、よくよく確かめてみるとこれが違っていたので、すぐに注文してもらう事に。
比較するとはっきりわかるが、リーデル・ソーヴィニョン・ブランで飲む Grande Champagne はうまい。
ところが、またまた、上記の2軒を比べる時があって、同じグラス、同じ銘柄のコニャックであるにも関わらず、件のバーは香りの広がりが比較すると少し寂しい。
エレヴァージュの吉田さんは、湿度が違うというのだが、ワインと違ってコニャックがそれほど保存湿度に左右されるとは思いにくい。
雰囲気や気分でも多少のぶれはあると思うが、いつもそうなので、どうもコニャックの味わいを左右するファクターがまだあるに違いないのだが、突き止められずにいる。
一体何なのだろうか?

コニャックとブランデーの違い

非常に基本的な事ではあるが、当ブログで真面目に記述していない事に気づいたので、おさらい。
●ブランデー
 果実を絞った果汁を発酵させ、それを蒸留したお酒。
 もっとも多いのが、ブドウから作られるもの。つまりワインを蒸留したもの。
 オランダ語の brandewijn(ブランデウェイン:焼いたワイン)が語源とされている。
●コニャック
 フランス・コニャック地方で取れたブドウからのみ作られたブランデー。
 さらに、用いるブドウの収穫地によって格付けもなされる。
 その製法や成分等、法律で厳しく定められており、その規定に則っていないと「COGNAC」と名乗れない。
 ただし、フランス以外ではこの限りではないため、ロシアの COGNAC 等も存在する
ざっとこんな感じである。
コニャック以外にもアルマニャック(Armagnac)地方で取れたブドウで作られたブランデーはアルマニャック(Armagnac)と呼ばれ、これら以外のフランス産ブランデーは文字通り French Brandy(フレンチブランデー)と呼ばれるし、Calvados(カルバドス)とは、フランス Calvados 地方で取れたリンゴから作られたブランデーである。

コニャックは売れてる

フランス食の広場 メールマガジン(第280号)より引用
http://www.franceshoku.com/
コニャックの販売量 5ヶ月連続で増加(コニャック事務局)
Les statistiques Cognac(BNIC)
———————————————————————-
3月のコニャックの販売量は、前年同月に対し32.4%増加した。対前年比が増加
するのは、3月で5ヶ月連続となり、欧州、アメリカ大陸(アメリカ、カナダ、
メキシコ)、極東(日本、中国、東南アジア)のいずれの地域向けも増加した。
2009年4月から10年3月までの12ヶ月の合計は、381,110hl(純粋アルコール換算)
で、前年に対し3.1%減となった。アメリカ大陸向けは132,357hl(同)で、対前
年0.2%減とほぼ安定していた。欧州向けは同119,383hlで12.9%減。一方、極東
向けは115,240hlで3.3%増加した。その他の国向けも、14,130hlで17.9%増加し
た。(BNIC Statistique、4/14)
—–ここまで
2009年度の世界販売量が減っているのは致し方の無いところ。
世界経済が落ち込んだ割に3.1%減は立派な数字といえる。
2010年3月が2009年3月より多いのも頷けるが、前年比32.4%増は先の年間落ち込みからするとこれまた立派な数字。
また、2009年度極東で増えているのは、もちろん日本ではなく中国だろう。
少なくとも、コニャックの販売量が年々減少というよりもずっとめでたいニュースであるのは確か。
ただ邪推かもしれないが売れているのは、Hennessy XO, Remy Martin VSOP あたりなのだろう。
ま、これらはこれらでおいしくはあるのでいいことではあるが、小農家のシングルコニャックも脚光を浴びてほしいものである。
 

Otard(オタール)のコニャック

メジャーコニャックメーカーシリーズ、今回はOtard(オタール)。
コニャック地方の中心を流れるシャラント川沿いにある古城、シャトー・ド・コニャック。
元はフランソワ1世が持っていたもの。国に没収されたものをオタール男爵が1796年にコニャック製造所として購入。
その3mにもおよぶ厚い石の壁で通年の平均気温が15度、シャラント川がもたらす90%という非常に高い湿度がコニャックの熟成に非常に向いているとある。
ボトル形状はハクション大魔王の壺(古くてスイマセン)のような特徴的なもの。
グラスの内側を滴る「足」の形状からデザインされたそうな。
基本的な酒質傾向は甘め、熟成初期に小型の新樽を使うため樽香が強めといった特徴がある。
VSOPは、とにかくその安さが特徴。
とはいえ、ちょっと前までは2,000円程度だったものが、今は安い所でも 2,497円。
一応、Fine Champagne(Grande champagne 50%以上+Petite Champagneのみ)ということになっているが、その特徴は薄い。

Napoleo は、VSOP に比較すると、大分熟成感がある。ちなみになぜか Grande Champagne, Petite Champagne, Borderies, Fins Bois のブレンド。

XO も Grande Champagne に Borderies でのスミレの香り付け、Fins Bois での力強さ付加をおこない、それなりの複雑さを出している。
非常に樽香が強く、甘口でしっかりとした熟成感が楽しめる割にはお手頃価格でありお勧め。